韓国162億円男が語った“イチロー愛” 転向の左打ちに影響「初めて動画を見た選手が彼でした」
ジャイアンツ入りのイ・ジョンフがイチロー氏について語る
米大リーグ・ジャイアンツに入団が決まったWBC韓国代表のイ・ジョンフ外野手が、マリナーズなどで活躍したイチロー氏への敬意を語った。中日でも活躍したイ・ジョンボム氏を父に持ち、愛知・名古屋生まれと日本とも縁が深い。イチローについて語った動画が、球団公式Xで「イ・ジョンフの溢れるイチローへの愛」と紹介されている。
ジャイアンツと6年総額1億1300万ドル(約162億円)で契約したイ・ジョンフ。韓国プロ野球では2017年の高卒1年目から活躍し、7年間でリーグ史上最高の通算打率.340を残している。父のイ・ジョンボム氏がそのスピードから「風の息子」と呼ばれていたこともあり、イ・ジョンフには「風の孫」というニックネームがある。
そんなイ・ジョンフがイチロー氏について語った動画をジャイアンツの公式Xが投稿した。「もし私が左打ちじゃなかったら、父は野球をやらせてくれなかったでしょう。だから左打ちのバッターになったんです。イチローは私が(左打ちに)転向してから初めて動画を見た選手でした」と自身の野球人生に与えた影響を口にしている。
父のイ・ジョンボム氏は、日本で“韓国のイチロー”とも呼ばれていた。イ・ジョンフもイチローと同じ背番号51のユニホームに袖を通した入団会見で「子供のころ野球を始めたときに、初めて見た選手がイチロー・スズキでした。彼は私のお気に入りの選手です。そして彼のおかげで、私は彼の背番号が大好きで、同じ番号でプレーし始めました」と背番号のこだわりも語っていた。
(THE ANSWER編集部)