【鹿児島】角打ち〈コンビニエンスふとし〉などカルチャースポット名山堀のディープグルメ5選

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「47都道府県グルメガイド」一覧はコチラ黒瀬優佳 〈BAGN Inc.〉コミュニケーションディレクター

くろせ・ゆか/空間ディレクションなどを手掛ける〈BAGN Inc.〉のコミュニケーションディレクター。東京と地元鹿児島を拠点に、企業や行政の事業、キャンペーンの企画・運営を担当するほか、展覧会や公共施設リニューアルの制作進行も行う。鹿児島県内での地方創生事業にも参画。https://bagn.jp/

1.朝イチで郷土食を食べたいなら〈食堂 湯湯〉へ

鹿児島一の繁華街といえば天文館ですが、名山堀まで足を延ばせば、よりディープな鹿児島に出会えます。昔ながらの街並みが残る酒場通りに、近年リノベ店舗が参入。器や暮らしの道具を扱う〈トキノフネ〉など食以外のスポットも増え、新旧のミックス感が独特の個性を生み出しています。気取らない老舗からモダンな新顔まで全てに共通しているのは、じんわりとにじみ出る人情味。2023年オープンした〈食堂 湯湯〉の店主も愛すべきキャラの持ち主で、いつも心地よい距離感で迎えてくれます。アレンジを利かせた郷土料理はどれも絶品。特に、煮卵がごろっと入った鶏飯は必食ですよ。温かなムードに浸るだけで、飲まずともほろ酔い気分になれる街。食と人が織りなす味わいに触れてみてください。(黒瀬優佳)

奄美大島の郷土食「鶏飯」をアレンジした「鶏の汁かけ飯」や、郷土料理風のオリジナル料理「ソーソー飯」などを朝から提供。雑貨販売やイベントを行うなど、カルチャー発信地にも。

食堂 湯湯 (しょくどう ゆゆ)

住所:鹿児島市名山町10-4 M104ビル1FTEL:099-295-6631営業時間:7:30〜17:00定休日:不定休

2.〈名山堀 梅屋〉でワインとおでんのペアリング

〈名山堀 梅屋〉(鹿児島市名山町3-7)の季節の食材のおでんと自然派ワインのペアリングにうっとり。焼酎主流の鹿児島では稀有な存在。

3.〈コンビニエンスふとし〉はコンビニじゃありません

〈コンビニエンスふとし〉(鹿児島市名山町9-8)は徳之島出身の夫婦が営むユニークな角打ち。名物の玉子おにぎりを黒糖焼酎のアテに。

4.〈まるはちふくれ菓子店〉で手土産をゲット

〈まるはちふくれ菓子店〉(鹿児島市金生町7-21)のオススメはけせん(シナモン)と黒砂糖のふくれ。かわいい箱の詰合せは手土産に重宝。

5.〈名山VOUL〉でスパイスカレーはクラフトビールを味わう

〈名山VOUL〉(鹿児島市名山町4-28)のスパイスカレーはクラフトビールと相性抜群。オススメは豪華な「名山スペシャルプレート」。

One More Place〈SHIROYAMA HOTEL kagoshima〉は雄大な桜島を望む、とっておきの宿

〈SHIROYAMA HOTEL kagoshima〉(鹿児島市新照院町41-1)の温泉は桜島が一望でき、ホテルオリジナルのクラフトビールも。併設ギャラリーで薩摩焼などを鑑賞するのも。

photo_Shuichiro Minami text_Eto Katagiri

No. 1227

No.1227 『47都道府県、おいしいあの町へ』 2023年11月28日 発売号

47都道府県、あらゆる県のあらゆる町に、まだまだ私たちが知らない、おいしいものが待っています。 1県たりとも食べ逃したくない! そんな食いしん坊心で、「47都道府県・全県グルメガイド」ができました。ガイド役は、各県に暮らす食通、総勢47名。それぞれの県から1箇所ずつ、今行くべきグルメエリアをピックアップし、在住者の目線で「おいしい地元案内」を披露してもらいました。郷土料理、食堂、スイーツ、ご当地土産、B級グルメから、グルメと併せてチェックしたいアートスポットやパワースポットまで、旅の目的地はなんと合計282スポット …

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