昨年の中山大障害を制したニシノデイジー(撮影:下野雄規)

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 昨年覇者のニシノデイジー(牡7、美浦・高木登厩舎)が中山大障害(3歳上・J・GI・障害4100m)で連覇を狙う。

 ニシノデイジーは父ハービンジャー、母ニシノヒナギク、母の父アグネスタキオンの血統。92年の桜花賞などGIを3勝したニシノフラワーのひ孫となる。ここまで27戦5勝。2歳時に札幌2歳Sと東京スポーツ杯2歳Sを連勝し、クラシック候補に浮上したが、4歳以降は長く低迷していた。しかし、6歳を迎えて障害に転向して復活。昨年の中山大障害で4年1カ月ぶりの重賞制覇を果たした。今年3戦は3着、9着、11着と昨年ほどの勢いがないものの、力を出し切れればチャンスはあるはずだ。

 以前の中山大障害(秋)時代も含め、86年以降に中山大障害を連覇した馬は08~09年のキングジョイ、16~17年のオジュウチョウサンの2頭のみ。6年ぶりの連覇で名ジャンパーの仲間入りとなるか、注目の一戦となる。