電車が混んできたのを象徴してる?

1位は「座席の座り方」2年連続!

 日本民営鉄道協会は2023年12月19日、「駅と電車内の迷惑行為ランキング」2023年度版を発表しました。


「駅と電車内の迷惑行為ランキング」最新版が発表された。写真はイメージ(画像:akulamatiau/123RF)。

 調査は10月から11月までの2か月間、同協会のウェブサイトで閲覧者を対象に「駅と電車内のマナーに関するアンケート」を実施。今年は昨年の3305人を大きく上回る8210人から回答が寄せられています。

 迷惑と感じる行為(複数回答可)の1位は、「座席の座り方(詰めない・足を伸ばす・眠って寄りかかる等)」37.1%でした。2年連続の1位で、昨年よりも約3ポイント増加しています。

 2位は「周囲に配慮せず咳やくしゃみをする」33.5%です。昨年2位だった「騒がしい会話・はしゃぎまわり」は順位を落としながらも4位に入っていることから、「依然として多くの方が感染症等に対して警戒を続けている現状が読み取れる」といいます。

 3位は昨年と同じ「乗降時のマナー(扉付近で妨げる等)」31.3%)です。このあたりは1位と合わせて、コロナを経て人流が戻り、電車内が混雑してきたことが関係するかもしれません。

 ちなみに、1位「座席の座り方」の中でも最も迷惑に感じる行為は、「座席を詰めて座らない(間を広く取る、荷物を置く等)」が43.3%で最多、次いで「座りながら足を伸ばす・組む」が22.3%という、昨年とほぼ同様の結果になりました。

 また、今年から新設された「強い香り(香水・洗剤・柔軟剤・化粧品等)」は、17.0%で7位に躍り出ています。