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 フランス1部リーグ・アンにおいて、再びバス襲撃事件が発生。土曜夜のナントvsニースにおいて、31歳の男性が死亡したことが明らかとなった。検察当局によれば、ファン同士による口論が原因だという。AFP通信の取材に応じたルノー・ゴードゥル氏によると、試合開始前となる午後8時前に、ニースのファンを乗せたバスが現地ナントのサポーターによって襲撃。その一部において暴力的な衝突が発生しており、そこで男性は攻撃を受けた模様。

 AFP通信によれば「救助隊員が迅速に救助へとあたったが、それでも命を救うことができなかった」とのこと。初期検査によれば男性の背中には刃物による損傷が確認。まだ詳細な検査はこれからとなるが、すでに1人の男性が自首しているという。まだこれから捜査が行われることになるが、意図的な殺害容疑で開始したようだ。

 ナントのジョスリン・グルヴェネック監督は「まったく持って理解できないことだ。サッカーとは時に家族と共に楽しみに行く場所だというのに、それが命懸けということなのか。もう想像を絶する」とコメント。特にフランスのプロサッカー界ではこのような事件が発生しているところであり、つい先週末にもモンペリエにてバスが襲撃され、スタッド・ブレストのファン2名が不詳。また1ヶ月ほど前には当時リヨンの監督だった、ファビオ・グロッソ氏がマルセイユにてバス襲撃事件に遭い頭部を負傷していた。