イクイノックス【写真:ロイター】

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ジャパンカップ

 競馬の国際G1ジャパンカップ(3歳上、芝2400メートル)が26日、東京競馬場で行われ、圧倒的1番人気に支持されたイクイノックス(牡4・木村、父キタサンブラック)が優勝した。激突が注目されたリバティアイランド(牝3・中内田、父ドゥラメンテ)に4馬身差をつける圧勝で、勝ちタイムは2分21秒8。国内外で破竹のG1・6連勝を飾った現役世界最強馬の走りを、海外実況は「チャンピオン、チャンピオン、チャンピオン!」と興奮気味に連呼して伝えた。

 単勝1.3倍の1番人気に支持されたイクイノックスは、道中はパンサラッサの大逃げを見ながら大きく離れた3番手につけた。最後の直線を迎えると、抜群の手応えで差を縮め、直線半ばで先頭に立った。追いすがるライバル・リバティアイランドを寄せ付けることなく、4馬身差をつける圧勝。終わってみればイクイノックスの強さが際立つ衝撃のレースでG1・6連勝を飾った。各国のメディアが速報するなど、その衝撃は瞬く間に世界に広がることに。

 豪州の競馬専門局「スカイ・レーシング」公式Xは「彼は天変地異、イクイノックスがジャパンカップで最高位に君臨!」と綴り、英語実況の動画を投稿した。最後の直線で先頭を抜き去った場面では「ここでイクイノックスが来た! キタサンブラックの息子、イクイノックスが手の届かないところへ! これはかなりの楽勝になりそうだ!」と絶叫。ゴール手前では「チャンピオン、チャンピオン、チャンピオン!」と興奮気味に連呼した。

 イクイノックスは昨年の天皇賞・秋から有馬記念、アラブ首長国連邦(UAE)で行われたドバイシーマクラシック、宝塚記念、今年の天皇賞・秋に続くG1レースを6連勝。通算10戦8勝、2着2回と出走した全レースで連対を果たし、圧倒的な強さを見せている。

(THE ANSWER編集部)