創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、ジャニーズ事務所が「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に社名変更してから1週間が経った。ジャニーズWESTは「WEST. 」、ジャニーズJr.は「ジュニア」になるなど、“ジャニーズ消滅” が着々と進んでいる。

 そんななか、昨年10月にジャニーズ事務所を退所し、『TOBE』を立ち上げた滝沢秀明氏に新たな動きがあると語るのは、テレビ局関係者だ。

「滝沢氏は、今年4月に『TOBE』公式YouTubeチャンネルでオーディションの様子を公開しました。その後、進展はなかったのですが、ついに来年、彼らのお披露目イベントをやるそうです。オーディションでは、まだ10代と思しき男の子たちが映っていました。将来が期待できますよ」

 こうした “TOBEジュニア” のお披露目構想は、これまでも水面下で進んでいた。『NEWSポストセブン』は5月25日、滝沢氏が東京や大阪、福岡など複数のドームを押さえ、来春にも所属アーティストのイベントを実施すると報じた。まさにこのイベントとは、“TOBEジュニア” のためのイベントだったのだ。

「早ければ、来年初めにも東京ドーム公演がおこなわれるかもしれません。元V6・三宅健さんや元Kis-My-Ft2・北山宏光さん、元King&Prince・平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さんなど、錚々たるメンバーが集うイベントになるでしょう。同イベントで、オーディションを経て新しく加入したタレントを紹介する可能性が高い」(前出・テレビ局関係者)

 10月15日、『TOBE』公式YouTubeで岸の合流を発表した際も、会場は東京ドームだった。

「これも、滝沢氏の “匂わせ” だったのかもしれません。すでに、豪華メンバーが揃っているので、注目が集まるであろう年末に開催するのがベストですが、12月29日から1月1日までは、『Hey! Say! JUMP』が東京ドームでライブを開催することが決まっています。

 滝沢氏としては、古巣のタレントとかち合うのは避けたいはず。そうなると、年明けが濃厚でしょう」(レコード会社関係者)

 東京ドーム公演を機に、“ジュニア” がブレイクすれば、『TOBE』はさらに勢いに乗るだろう。一方、「新しい人材の発掘」という点で、ジャニーズには暗雲が立ち込めている。

「日刊サイゾーは、9月1日、関西ジュニア『Aぇ! Group』のCDデビューが、性加害問題の影響で白紙になった可能性を報じました。世間の風当たりが強まるなか、当面新しいグループをデビューさせるのは難しいでしょう。

 これまで、『TOBE』は “小さなジャニーズ” という印象が拭えませんでしたが、新しい人材をブレイクさせることができれば、古巣と差別化するポイントになります。

 しかも、一度成功すれば、アイドルを志す男のコたちも『ジャニーズよりTOBE』と判断するのは間違いない。“本家越え” も夢じゃありませんね」(前出・レコード会社関係者)

 滝沢氏の描く “夢物語” はどんな方向に進むのか──。