「関西周辺でおいしいラーメンが食べたいな〜」と考えながら調べていたところ、徳島県に位置するラーメン屋「王王軒」を発見しました。公式サイトの説明によると、王王軒のラーメンには豚骨と鶏ガラを使った濃厚スープが使われており、「野生的な香りで食欲をそそる一杯」に仕上がっているとのこと。一体どんな味がするのかめちゃくちゃ気になったので、実際に店舗に行って食べてみました。

徳島支那そば 王王軒〈公式サイト〉

https://wanwanken.com/

王王軒は徳島自動車道の藍住ICを降りて数分の場所にあります。公共交通機関で行く場合は徳島駅や板野駅などからバス停「名田橋北」を目指すのがオススメです。

今回は自動車で王王軒に向かいました。店に着いて自動車のドアを開けた瞬間に豚骨や鶏ガラの獣っぽい香りが鼻を刺激してきました。



入店と同時に食券を購入するシステムです。



今回は肉増量で生卵もトッピングされる「肉玉 大」(税込950円)を選択しました。



着席してラーメンの提供を待ちます。卓上にはコショウ、一味唐辛子、七味唐辛子が用意されています。ラーメンの提供を待つ間も豚骨や鶏ガラが織り成す「野生的な香り」が鼻を刺激し、期待感を高めてくれます。



着席から数分後に「肉玉 大」が提供されました。中央に生卵がトッピングされ、その周囲にねぎ、もやし、メンマ、肉がトッピングされています。



スープはサラサラではなくトロリとした質感で、濃い豚骨の香りを放っています。飲んでみると、豚骨や鶏ガラの非常に濃いうま味や甘味と同時に醤油の塩辛い味も感じられます。醤油の塩辛さより豚骨や鶏ガラののうま味と甘味の方が前面に出ている味付けで、飲み込んだ後も口の中に味が長時間残るのが特徴的。強烈な野生的な香りが鼻に抜けつつ舌には豚骨や鶏ガラの味が残るという「豚骨を使ったラーメンは獣臭いくらいがちょうどいい」と考えている人には確実にオススメできるスープです。



麺はストレートタイプでスープがよく絡みます。麺をすするとスープが喉の付近までダイレクトに到達し、野生的な香りのスープを舌でも鼻でも楽しめるのがグッド。



トッピングされた豚肉は甘辛い味付けで、クニクニっとした食感。豚肉をかみしめると豚のうま味がジワッと出てきます。



半分くらい食べてから生卵を崩すと、全体的にマイルドな味に変化します。生卵による味変も手伝って最後まで飽きずに食べられました。



食べ終わって店外に出る際に、あめ玉を1個もらえました。



店の外には王王軒の持ち帰り用ラーメンの自動販売機が設置されています。



商品はラーメン1種のみで1食700円。



持ち帰り用ラーメンはどんな味がするのか気になったので、買ってみました。



持ち帰り用ラーメンは冷蔵庫で1週間くらい保存できるとのことだったので、冷蔵庫に6日間入れてから食べてみました。



筒の中には調理手順書とスープ、麺が入っていました。



麺の重さはビニールも含めて124g。



麺を2分半ゆでます。



湯せんして温めたスープにゆであがった麺を投入すれば完成です。



完成したラーメンの見た目はこんな感じ。豚肉が一切れ入っていました。また、麺に隠れて見えませんがメンマも1本入っていました。



スープを飲んでみると、店と変わらない豚骨や鶏ガラの濃厚な味を楽しめます。



麺も店に近い食感。



豚肉も店に近い味です。総じて店で食べたラーメンに近い味わいに仕上がっているため、王王軒のお土産としてかなりオススメできます。



スープが残ったので、パックご飯を投入してみます。



ご飯を投入してから1分くらい待つとご飯にスープが染みこみ、「米を口に入れたはずなのに豚骨の味しかしないぞ?」という面白い状態になりました。王王軒のスープはとにかく濃厚で豚骨や鶏ガラの味を存分に楽しめるため、トッピングは用意せずスープの味をひたすら楽しむのも一興です。



なお、王王軒のラーメンは公式オンラインショップで購入できるほか、徳島県藍住町のふるさと納税の返礼品にも選ばれています。また、記事作成時点ではAmazon.co.jpで2食入りを税込3980円で入手できます。

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