山川穂高、FA権は「しっかり考えて」 騒動を謝罪「許してもらえるとは思っていません」
17日足りないが故障者特例措置によって取得見込み「松井監督に謝罪してから」
無期限の公式試合出場停止処分を受けている西武の山川穂高内野手が5日、約5か月ぶりに報道陣の取材に対応した。国内フリーエージェント(FA)権取得までの1軍登録日数には17日足りないが、故障者特例措置によって取得見込みで「しっかり考えていかなければならないが、何より松井監督に直接謝罪できていない。全て謝罪してから、そこから意見も含めて考えていかなければならないと思います」と話した。
山川は5月に強制性交等の疑いで書類送検され、8月には不起訴処分となった。しかし事態を重く受け止めた球団から、9月4日に無期限の公式試合出場停止処分を受けた。しかし9日から始まる非公式戦であるフェニックス・リーグに参加することがこの日発表された。
5月12日の出場選手登録抹消後、公の場では初めて口を開いた山川は「この場で全て許してもらえるとは思っていません。1球1球初心に戻ってやっていくしかないと思います」と神妙な面持ちで深々と頭を下げた。
西武残留を求められたら、と聞かれると「チーム、ライオンズファン、スポンサーの皆さんに大きな迷惑かけている。自分の気持ちより、やることがある。監督にも1軍の選手、スタッフにも会えていない。それをして初めて……。そしてフェニックスで1からプレーする。現段階でそれ以外のことを考えるべきではないと思っています」と言葉を選んだ。(Full-Count編集部)