宿敵ミランとのダービーに大勝したインテル。(C)Getty Images

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 ともに開幕3連勝で迎えた大一番での快勝だけに、インテルのサポーターは有頂天だろう。

 9月16日に行われたセリエA第4節、インテル対ミランのミラノダービーは、5−1でホームのインテルが勝利した。

 開始5分にヘンリク・ムヒタリャンが先制点を挙げると、さらにマルクス・テュラムの豪快な一発で追加点。後半もムヒタリャンのこの日2点目、ハカン・チャルハノールのPKとリードを広げ、最後は新戦力ダビデ・フラッテージのダメ押し弾で大勝している。

 インテルはこれで昨季のスーペルコッパ(スーパーカップ)決勝、リーグ戦後半戦、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝の2試合に続き、ミラノダービーで5連勝。『Opta』によれば、これは史上初のことだ。インテルは2023年のミラノダービーをすべて制したかたちとなる。

 当然、サポーターは沸きに沸いている。『Gazzetta dello Sport』紙によると、SNSにはインテル・サポーターからの余裕しゃくしゃくのコメントが寄せられた。

「最初の5分はミランのボックスに入れなかったね」との投稿は、昨季CLでの対戦でミランのステーファノ・ピオーリ監督が「最初の7分でインテルはエリア内に入れなかった」と発言したことへの揶揄だ。

【動画】インテルが圧巻の5発!ミラノダービーのハイライト
 そのほかにも、以下のようなコメントが投稿されている。

「もうミラノダービーは存在しない。あるのはインテルだけだ」
「スタジアムに降りかかったのは雨じゃない。ミラン側の涙だ」
「ダービーで5失点。またも目の前でチャルハノールのセレブレーション。ミランのサポーターなら3か月は家から出られないな」
「少なくとも1試合は拮抗させようと、ミランは後半戦のダービーでプリマベーラ(ユース)を起用するように頼んだんじゃないかな」
「これほどの快勝はシモーネ・インザーギ監督からのプレゼントであり、とてもふさわしかった。表紙はシモーネだ。今がこれまでで最もインザーギのインテルだよ」

 インテルのファンは笑いが止まらず、ミランのサポーターは歯ぎしりしていることだろう。2024年のミラノダービーは、このままインテル優勢で続くのか。ミランが流れを変えるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部