トッテナムがプレミア通算100度目の“カムバック”…「最も遅い逆転劇」の記録も自分たちで更新

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 プレミアリーグ第5節が16日に行われ、トッテナムはホームでシェフィールド・ユナイテッドと対戦。2−1の逆転勝利を収めた。

 トッテナムは73分に相手の先制を許したものの、相手の遅延行為などもあって長めの後半アディショナルタイムが取られると、後半AT8分にブラジル代表FWリシャルリソンが同点ゴールを挙げる。さらに同10分、リシャルリソンのアシストからデヤン・クルゼフスキが逆転ゴールを挙げた。

 データサイト『Opta』によると、トッテナムにとってはプレミアリーグ通算100度目の逆転勝利となった。「103」勝を挙げているマンチェスター・ユナイテッドに続いて、史上2クラブ目の記録達成になるという。

 また、98分まで相手のリードを許しながら、最終的に勝利を収めたのも、「プレミアリーグ史上最も遅い逆転劇」となったようだ。プレミアリーグ史に残る劇的な“カムバック”といえば、2011−12シーズンの最終節でマンチェスター・シティが初優勝を決めたQPR戦を思い起こす人も多いだろうが、トッテナムは2022年1月に行われたレスター戦でその記録を更新。94分52秒までビハインドを喫していたものの、オランダ代表FWステーフェン・ベルフワイン(現アヤックス)の2得点で大逆転勝利を収めた。“スパーズ”は今回、約1年半ぶりに自分たちの手でリーグの記録を塗り替えたことになる。

 プレミアリーグは今シーズンから、昨年に行われたFIFAワールドカップカタール2022と同様に、より正確に時間を測定している。ルール改定の影響で試合時間が大幅に増えており、今シーズン中にトッテナムの記録が塗り替えられる可能性は十分にありそうだ。