若い頃とは食べる量も家族構成も、暮らしも違う50代。家電や食器をサイズダウンして、快適になりませんか? アラフィフの夫婦ふたりで暮らすミニマリストのブロガー・本多めぐさんが、「小さくして快適になったもの」について教えてくれました。

アラフィフから「小さくして快適になったもの」

アラフィフ夫婦2人暮らしです。若いときに比べて食べる量が2/3程度になりました。とくに夫は30代の頃は1.5人前くらいは食べていましたが、最近は普通に1人前かそれより少ないこともあり、50代相応に減りました。
そんなわが家が、「サイズを小さくして快適になったもの」をご紹介します。

【比較写真】手放す大鍋(左)と、ニトリのマルチポット(右)

 

●1:「炊飯器」を5合から3合へサイズダウン

新婚時に買った5合炊きの炊飯器が壊れたので、ワンサイズ小さくして3合炊きの炊飯器に買い替えました。見た目的には少し小さくなった程度ですが、なんたって内釜が小さいので洗いやすく、コンパクトで扱いやすい!
洗うときにキッチン内で場所をとらないのがうれしいです。

また、10年経ったら炊飯器も進化しているようで、前よりおいしくお米を炊けるようになりました。私は玄米を食べるようにしているのですが、玄米モードでふっくらした玄米が炊けるのも魅力です。

わが家はほとんど外食しません。おうちでご飯をおいしく食べられると、毎日の満足度が上がるのを感じます。

 

●2:大鍋から、小型の「マルチポット」へ

パスタをゆでたり煮物をつくっていた大きな鍋も手放す予定で、替わりにニトリのマルチポットを購入しました。

直径16cmと小ぶりですが使い勝手がよく、パスタなどもこれでゆでられます。フライパンと、マルチポットがあれば、夫婦ふたり分の料理はまかなえます。

大鍋は正月に筑前煮をつくるときだけ使っていたので、年に1度しか出番がないことに気づき、手放すことにしました。

小さなマルチポットは収納時のスペースも取らないのが魅力。夫婦2人分の食事ならば、このマルチポットとフライパンがあれば問題なし。

大鍋を手放した後のキッチンはスペースが広がり、料理の作業もスムーズになりました。

●3:食べる量に合わせ、「食器類や保存容器」をサイズダウン

食事量が減ったので、メイン料理を乗せる大皿はワンサイズ小さくしました。皿が小さいと料理が少なくてもたくさんあるように見えますし、盛りすぎることもありません。
大きなお皿がなくなることで食器棚もすっきり、毎日の洗い物もしやすくなりました。

お皿と同様に、保存容器も大きなものを減らしました。以前のように大量につくりおきをすることもなくなったし、友人と持ち寄りランチ会をするような機会もなくなりました。
大きな保存容器お一部はキッチン雑貨を入れるなど。捨てる前にほかの用途に使っています。

食器や保存容器を厳選するとキッチン収納がスッキリ。保存容器は深さがあり場所をとるものですから、整理して使いやすくなりました。

 

●次に買い替えるときはぜひ「小さなサイズ」を

50代と30代では、食べる量も家族構成も、暮らしも違います。必要なものは変わってくるので、その年代に合わせたグッズに買い替えることで、家事がラクになります。

また無理に買い替えなくても「壊れたら次は小さいものを」という心構えでいいと思います。
冷蔵庫など、新しいものにすると省エネ機能が充実して節約につながる場合もあるので、積極的に検討してもよいかもしれません。

心地よく暮らしたいアラフィフ世代の皆さんのヒントになれば幸いです。