ドラマ、映画、音楽活動…と多方面で活躍中の松下洸平さんが配信ドラマ『潜入捜査官 松下洸平』で新たに挑んだのは、“本人役”。自分自身を演じる難しさとおもしろさ、多忙な日々を支える原動力を語ってくれました。

松下洸平さんインタビュー。ドラマのなかの松下洸平は、“ドジっ子ちゃん”

「このドラマのなかの松下洸平は、なんというか…“ドジっ子ちゃん”。でも、なんの違和感もなく演じられたということは、僕自身とも“遠からず”なのかな? とも思います(笑)」

●テレビ局の枠を超えた企画を楽しんでほしい

9月からTVerで配信されるドラマ『潜入捜査官 松下洸平』で松下洸平さんが演じたのは、なんと自分自身。俳優として活躍する「松下洸平」は、じつはある俳優の疑惑を捜査するために、15年前から芸能界に潜入している警視庁の捜査官だった…というサスペンスコメディです。

本人役だけに、演技ではなく素の松下さんが、そのまま反映されているシーンも。

「たとえば共演者の皆さんとすれ違うシーンや、プロデューサーさんとのなにげない会話はいつもどおりにやってるんです。ただ、どのシーンもちょっとだけカッコつけちゃってるんですよね。『おはよう』っていう声が普段よりワントーン上がったり。そこはすごく反省してます(笑)」

●朝は必ずカーテンをあけ太陽の光を浴びます

この夏は、ドラマ『最高の教師1年後、私は生徒に■された』の撮影、舞台『闇に咲く花』の公演と多忙な毎日を送っている松下さん。少しでもリフレッシュするために心がけているのが、自然の光と風を感じることだそう。

「なるべく朝はカーテンをあけて、部屋に太陽の光を入れるようにしています。撮影や稽古があると、一日じゅう建物の中にいて、日光を浴びないこともあるので。植物じゃないですけど、ちゃんと太陽の熱を感じた方が元気になるような気がしますね。夜もエアコンを止めて、窓をあけて外の空気を入れるようにしています。暑い日は長い時間あけていられないですけど、セットや稽古場にいるとき以外は、なるべく密室にいる感覚を減らす意識をしています」

●“いいものができた瞬間の喜び”が原動力になっています

忙しい日々のなかでも、ひとつひとつの作品と丁寧に向き合えるのは、「いいものができた瞬間の喜び」があるからこそ。

「チームのみんなで一生懸命にいい作品をつくって、それが周りの人にも伝わったとき。舞台で言えば、最後のカーテンコールでお客さんが拍手してくれたときだし、音楽ならだれかが聴いてくれたり、歌ってくれたとき。自己満足の世界かもしれませんが、そういう瞬間のためにがんばっているようなところがあるような気がします」

そうしたものづくりへの熱意も、新たな作品へ挑むための原動力となっているようです。

発売中のESSE10月号では、『潜入捜査官 松下洸平』での裏話や、今月号のESSEの大特集のテーマにちなんだお金の使い方」についてもお話いただいています。お見逃しなく!