朝の時間に思いついたことや、考えをノートに書くだけ! 悩みの解消や自己肯定感につながる「モーニングノート」が話題です。自分に合った方法を選んでぜひチャレンジを。抱えている気持ちを書き出すだけで、気づけていなかった本当の気持ちが見えてくるかも。

今の気持ちを吐き出そう!「ジャーナリングノート」

ものごとの善しあしではなく、頭に浮かんだことをすべて書き出す「ジャーナリング」を朝に実践し、心のモヤモヤから解放されたと話すのは、ノート術をインスタグラムで発信するまいちんさん。

「心のなかを吐き出し、書き起こす感覚です。たとえば、“仕事に行きたくない”という気持ちから書き出したら、苦手な上司の顔が浮かんだり…。書くうちに、普段考えないようにしている、本当の気持ちが明らかになる効果があります」

続けていくと、自分の本音に気がつき、漠然とした不安やストレスから解放されたり、新しい行動につながることも。

「1日1分でも3分でもOK。まずは始めてみてください」

●こんな人には「ジャーナリング」がおすすめ!

以下のチェックリストで当てはまる項目が多い人は、「ジャーナリング」がおすすめ。

<チェックリスト>

・毎日忙しくて自分の時間がつくれない

・わけもなくモヤモヤしてしまうことが多い

・新しくなにかやりたいことを見つけたい

・グチや悩みを吐き出す場所が欲しい

・字を書くことに自信がなくてノートを書くのは面倒

●2ステップで完成!ジャーナリングノートのつくり方

1:思ったことをとにかく書く!

頭のなかに思い浮かんだことを、紙に書き出して。ポジティブな内容でもネガティブな内容でも、意味のないことでも問題なし

2:書いて捨てても! チラシの裏でも大丈夫

気持ちを吐き出すことが目的なので、あとで見返す必要なし。チラシの裏などにどんどん書いて、書き終わったら捨ててもOK

ジャーナリングノートのポイント

ジャーナリングノートをはじめるために知っておきたいポイントを紹介!

●話の脱線、誤字脱字は問題なし

頭に浮かんだそのままを書くことが大切なので、話が脱線したり、誤字脱字があっても大丈夫。手を止めずに書き続けることを優先しましょう。

●より原因を深掘りした書き方ができるとグッド!

たとえば、「最近運動していない」と思ったら、どうしてだろう…と、原因を追求してみて。自分のやりたいことや考えを深められます。

●あいさつやその日の気分から始める

なにを書いていいかわからないときは、「おはよう」などのあいさつや、その日の天気、気分、体調から書き始めると、書き進めやすくなります。

【ワンポイントアドバイス】

タイマーで時間を区切ってチャレンジ

ちょうど1ページくらい書ける3分がおすすめ。

「時間に余裕があれば書き続けてもOK。3分、5分などタイマーで時間を区切るとやりやすいですよ」

 

ジャーナリングノートQ&A

ジャーナリングノートを実践するときに気になることを、Q&A形式でまいちんさんに教えてもらいました。

●Q:ついグチばかりになってしまいます。よくないこと?

→A:グチばかりでも大丈夫。どうしてそう思うかを考えて

内容は、必ずしもポジティブでなくてOK。

「どうして不満なのか考えながら書くと、気持ちがラクになったり、考え方のクセに気がつきます」

●Q:スマホやパソコンへの記録でも大丈夫?

→A:素直に感情が出せる手書きがおすすめ

手書きの方が思考がゆっくりで、集中しやすくなります。

「気分によって、書き殴ったり、丁寧に書いたり、気持ちをのせやすい点もメリット」

●Q:書くことに集中できません…。おすすめの方法は?

→A:書くときはBGMを消して集中しやすい環境づくりを

少しだけ早起きして1人の時間をつくり、テレビや音楽などを消すのがおすすめ。

「家事が気になるなら、朝の家事を終えてからでも」