「ものを減らすのが苦手」「捨てることに抵抗が…」という人必見! 捨てなくても部屋がちゃんと片づく、うれしい方法があるんです。ものがたくさんあっても心地よい暮らしがつくれる“なんちゃって”捨てアイデアをご紹介します。今回はパッケージのせいでごちゃついて見えるものをすっきり収納。整理収納アドバイザーの中山真由美さんが教えてくれたワザに、40代のワーママ・かよこさんがチャレンジ!

布で隠して色数を減らし、ごちゃつきをなかったことに

色が人に与える影響はとても大きく、部屋の中にある色の数が多いほど、ごちゃごちゃした印象に。「色数を減らすため、気になる場所を思いきって布でおおってしまうのも手。布の色は、部屋のインテリアになじむものを選べば悪目立ちすることもなく、部屋にまとまりが生まれます」

●見せたくないスペースごと無地の布でカバー

おすすめのカラーは白、黒、茶、グレーの4色。

「このなかから空間になじむ色を選びましょう。ただし、ボーダー柄などライン入りのものはNG。ラインに視線が集まりやすく、布が少し曲がっているだけでもだらしなく見えてしまう危険が」

お菓子など、パッケージの色数の多い食材は、カゴに入れても生活感が出てしまいがち。

「そんなときこそ布の出番。多少乱雑にしまっても、すぐにそのスペースがきれいに整います」

「なにも捨てていないのに部屋がきれいになり、本当に驚きました。並べ替えるだけなど、どの方法も簡単なので、ラクに続けられそうです!」(かよこさん)

「紙袋・エコバッグ・ポーチ」3大たまりがちアイテムが活躍

いつの間にかたまってしまうアイテムは、無駄なく活用で罪悪感もゼロに。

●紙袋:即席収納ボックスとして活用

紙袋が“枠”になるから、ごちゃつきもすっきり見えます。

 

☆つくり方

今回使ったのは縦32×横32×マチ11cmの紙袋。

(1) 紙袋を半分ほどの高さでカット

紙袋を半分ほどの高さにカット。収納するものや置く場所に合わせて高さを調整して、内向きに折り目をつけましょう。折り目に沿って、袋の上部を内側に折り込んで。

(2) 折り込んだ先を養生テープで固定する

袋の上部を内側に折り込み、養生テープをはって固定。このテープは補強としての役割も。「好きな大きさにできるうえ、汚れたらすぐに替えられて便利。冷蔵庫の根菜収納にも重宝します」

●エコバッグ:つるして便利に!浮かせ収納で活躍

ノベルティでもらったものなど、使っていないエコバッグは収納グッズとして活用を。「フックなどでつるせば、簡単に収納スペースが増やせて便利。自立しないカバンなどもエコバッグに入れてつるすと、断然収納がラクに」

●ポーチ:ケーブルなどごちゃつくものを収納

ポーチは使っていないケーブル類を整理するのに便利。「たとえば、タイプAとCのケーブルをそれぞれ分けて収納すれば、使いたいときに探す手間が省けます。中身がひと目でわかるよう、タグやラベルをつけるのを忘れずに」