Amazonなどのオンラインショップから「注文していない荷物」が届く事例を聞いたことがある人は多いはず。カナダのブリティッシュコロンビア州で暮らすアンカ・ニトゥ氏の家には「注文していないAmazonの荷物」がほとんど毎日届いており、時には配送料の支払いを求められることもあるとのことです。

B.C. woman buried in Amazon packages she did not ask for and does not want | CBC News

https://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/amazon-shoe-packages-1.6926200



ニトゥ氏の家にはほとんど毎日Amazonの荷物が届きます。



ニトゥ氏は過去2カ月間で婦人靴が入った荷物を50個以上受け取ったとのこと。荷物にはニトゥ氏の自宅の住所が記されたAmazonの返品ラベルが付いていることから、ニトゥ氏は「Amazonマーケットプレイスの出品者が不要な返品商品の廃棄コストを削減するために、他人の家を返品先に指定している」と推測しています。



荷物の中には代引き指定のものもあり、ニトゥ氏は300ドル(約4万3000円)以上の代金を請求されたこともあるとのこと。



非営利団体「Better Business Bureau」のマーケティング・コミュニケーション担当ディレクターを務めるニーシャ・ホティ氏は「売り手にとっては、返品された商品を中国に送るよりもランダムな住所に送りつけた方がコストが安く済みます」と述べ、ニトゥ氏の事例が高額な配送料の支払いを避けたいAmazonマーケットプレイス出品者による仕業だと推測しています。

AmazonはCBSの取材に対して「問題の件は解決済みです。荷物の配送を停止するための措置が講じられています」と返答したのとのこと。しかし、ニトゥ氏の家には荷物が届き続けており、玄関のドアに「代引き指定の荷物はすべて拒否します」「ドアに荷物を放置しないで!」と記した貼り紙を掲げても効果はないようです。