運休続くJR山陽本線の貨物列車 一部でトラック代行輸送を開始 物流へ影響長引く
輸送力はいかほどでしょうか。
小野田〜厚狭の盛土に亀裂が発生
JR山陽本線を行く貨物列車(画像:photolibrary)。
九州・中国地方を中心に、2023年7月8日(土)から降り続いた大雨の影響により、JR山陽本線では小野田〜厚狭間の盛土に亀裂が発生、同線は一部で不通となっています。
影響は貨物列車にも出ています。山口県周南市の新南陽駅から宇部駅のあいだは復旧したものの、依然 宇部〜北九州貨物ターミナル間は運休となっています。
なお昨日14日(金)より、広島貨物ターミナル・新南陽〜北九州貨物ターミナル・福岡貨物ターミナル間および宇部〜下関間で、トラックによる代行輸送を実施中です。輸送力は、例えば広島貨物ターミナル〜北九州貨物ターミナル間では、12フィートコンテナ(長さ3.6m×幅2.2m×高さ2.2m)約100個/片道です。
JR貨物によると、運転再開にはおおむね2週間程度かかるとのこと。貨物輸送に大幅な遅延が発生しているとし、「ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。なお運転再開した区間においても、一部貨物列車に運休が発生する可能性があります」としています。