道脇豊が途中出場から2ゴールの活躍【写真:Getty Images】

写真拡大

試合終了間際の途中出場からチームを勝利に導く活躍

 J2ロアッソ熊本は7月12日、天皇杯3回戦でJ1サガン鳥栖とアウェーで対戦し、延長戦の末に4-3で勝利した。

 合計7ゴールが決まった打ち合いの一戦で勝負を決めたU-17日本代表FWに称賛の声が多く上がっている。

 試合は前半10分、鳥栖が右サイドのコーナーキック(CK)を得るとMF福田晃斗が先制ゴールをマーク。さらに同38分には右サイドのクロスから最後はゴール前にポジションを取ったMF西川潤が追加点を奪い、鳥栖が2点リードで前半を折り返した。

 後半に入ると熊本が反撃。同7分にMF松岡瑠夢がゴールを決めて1点差に迫ると、その5分後にも松岡がゴールネットを揺らし、2-2の同点に。それでも後半17分、カウンターから鳥栖FW横山歩夢にカットイン弾を決められ、1点ビハインドで終盤を迎えた。

 この流れを一変させたのが、同43分からピッチに立ったFW道脇豊だった。まずは投入されてからわずか2分後、左サイドのクロスに頭で合わせて同点ゴールを奪取。さらに延長前半5分、右サイドからのクロスを背負った状態で受けた道脇はキックフェイントを交えて前を向くと、右足を振り抜く。これがファーサイドに決まり、熊本が逆転に成功。試合はそのまま4-3で終了し、ラウンド16へ進出した。

 JFA公式YouTubeチャンネルではこの一戦をLIVE配信。コメント欄には「17歳道脇期待しかない」「アジア杯で確実に自信つけた」「ほんとに17歳?」「まだ高校2年というのに驚愕!」などと驚きや期待の声が並んでいる。

 優勝したU-17アジアカップでは、決勝戦の韓国代表戦(3-0)でゴールを決めるなどインパクトを残した道脇。J1相手にも十分なポテンシャルを発揮した17歳のストライカーが大きな注目を集める一戦となった。(FOOTBALL ZONE編集部)