日本に実在する「USA駅」がだいぶカオスな件 駅名標は星条旗 なのに駅舎は純和風!?
大分県宇佐市にある「宇佐駅」は、ローマ字が「USA」と表記されることにちなみ、「USA駅」を自らネタにしたユニークな仕掛けがこらされています。実際にその駅内を見てきました。
駅舎はむしろ「超和風」という
日本なのに「USA駅」――。その駅は、大分県に存在します。宇佐市にある、JR日豊本線の「宇佐駅」です。しかし、単に地名の読みが米国の国名と被ってしまっただけの駅と思いきや、駅舎のところどころに、「USA駅」を自らネタにしたユニークな仕掛けがこらされています。
宇佐駅の様子(乗りものニュース編集部撮影)。
宇佐駅では、2016年に駅名標の一部をリニューアルしていますが、このロゴデザインが、同市の観光名所である宇佐神宮と、米国の国旗である「星条旗」を組み合わせたものとなっているのです。デザインはどちらかというと「星条旗」成分のほうが強く、遠目から見ると「星条旗」にしか見えないときもあります。
もうひとつの仕掛けは、ホームから駅舎を背に向かいの小さな山を見たときに現れます。山頂付近に、ハリウッドにある有名なランドマーク「ハリウッドサイン」を模したと見られる、白い「USA」の文字看板が掲げられているのです。
ちなみに、「USA駅」ではあるものの、駅舎自体は朱色がベースカラーとなっているなど“神社風”です。また、「星条旗版」ではない旧式とみられる駅名標もありますが、こちらは宇佐神宮にちなみ、神社風のデザインに大きく「うさ・USA」と描かれています。