「60年前の超レトロバス貸し切りで旭川観光できます」 JAL系旅行商品に珍ツアー 撮影もし放題
超レトロな鉄道車両も見学できます!欲張りすぎっしょ!
1963年に路線デビュー
JAL(日本航空)グループの旅行代理店ジャルパックから、一風変わった旅行ツアーが販売されています。1963年に旧旭川バスが導入し、一度廃車となったものの、フルレストアで大きな話題となった旭川電気軌道の3軸バス「三菱ふそうMR430」の撮影会、ならびに乗車しての市内周遊などを目玉としたものです。
旭川電気軌道の3軸バス「三菱ふそうMR430」(画像:旭川電気軌道)。
ツアーは2日間、3日間のふたつのコースから構成され、出発日は8月24日、9月9日、10月1日、10月27日の4つです。ツアーは旭川空港発着で行われ、目玉となる撮影会では同バスを貸し切りし、車内や運転席に座って記念撮影、乗車しての市内周遊、東旭川公民館での鉄道車両「モハ1001」の見学、東川町郷土館での「モハ101」の見学などが含まれます。
「MR430」は約60年前に三菱日本重工業(現:三菱ふそうトラック・バス)によって製造された国内初の3軸大型路線バスとのことで、1963年に旧旭川バスが導入。旭川電気軌道によって実施されたレストア作業には約1000人が携わり、約8000時間がかかったといいます。なお、エンジンや動力部品は当時のパーツをそのまま使用しており、故障した場合に補修部品の調達が困難であることから、過度の走行は現在でもできない状況にあるとのことです。