自己条件なら負けられないヴェルテンベルク(昨年12月撮影、ユーザー提供:モエロウエクラさん)

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 中京9RのマカオJCT(3歳上・1勝クラス・芝2200m)はヴェルテンベルク(牡3、栗東・宮本博厩舎)が決める。

 前々走の京都2歳Sに注目してほしい。道中は中団後ろを追走。4角で大きな不利があったものの、直線で盛り返すように伸びて3着に食い込んだ。勝ったグリューネグリーンとは僅かに0秒2差だったので、スムーズなら際どかったはず。同じく不利がありながら2着に食い込んだトップナイフ共々、重賞級のポテンシャルを示したといえる。

 それを思うと、前走ホープフルSの1秒0差12着は物足りないが、当時は攻めがひと息。おそらくは休み明けの京都2歳Sで好走した反動があったのだろう。いずれにしても、力を出しての負けではない。

 今回は自己条件戦とあって、一気に与しやすいメンバー構成となった。6月中旬から乗り込まれて、仕上がりも良さそう。秋の大舞台に向けて、負けられない一戦となる。