進化が止まらない「カーナビ&ドライブレコーダー」最新モデル6選【GoodsPress 2023上半期AWARD】
【GoodsPress 2023上半期AWARD】
目的地までのスムーズなルート検索や運転中のトラブル防止など、カーナビとドライブレコーダーは、クルマに必ず備えておきたいアイテム。今、どんなモデルに注目が集まっているのかをカー・グッズプレス編集部の常國伸太郎さんに聞いた。
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最近はメーカー純正やオプションで、購入時からカーナビやドライブレコーダーを装備した車種が増えている。
「でも、自分が気に入ったカーナビやドラレコを購入する人も多いですね」と常國さん。
「新規発売されるカーナビの注目は、通信機能を備えてインターネットと接続して、より効果的なナビができるものです」
カーナビに変わるスマートフォンアプリも出てきたため、差別化と独自化のために様々な工夫がなされるようになってきているのだと言う。
もう一つのカーナビの流れと言えば、画面の高精細化だ。より美しい画像でルート表示をしてくれるモデルが増えてきた。
「ドラレコは360度を記録できるのはもちろん、デジタルミラーと一体型のモデルも登場しています。また、こちらも通信機能を備え、駐車中の異常をスマホに知らせてくれるタイプも出てきています」
最近は煽り運転や事故時の証拠、盗難など、クルマに関するトラブルも多いので、安心、安全のためにドライブレコーダーも必須のカーアイテムになってきている。運転者自身が安全運転を心掛けることは当然だが、最新機器で意識を高めることがトラブル軽減に役立つのだ。
カー・グッズプレス編集部 常國伸太郎さん
クルマ専門誌、カー用品専門誌の編集・執筆に25年以上携わる。本誌読者にはお馴染みの兄弟誌「カー・グッズプレス」の制作記事では、様々な最新カーナビやカー用品を実際に使ってレビューしている
ーカーナビ部門ー
<大賞>
■HD美次元マップやドライブレコーダー連携など充実の実用性
パナソニック
「ストラーダ CN-HA02D/CN-HE02D(7V型180mmモデル)」(実勢価格:10万5000円前後)
「ストラーダ CN-HA02WD/CN-HA02WD(7V型200mmモデル)」(実勢価格:9万5000円前後)
HD美次元マップやドライブレコーダーとの連携など実用性は十分。ストラーダの使いやすさを凝縮しています(常國さん)
実際の風景に近い高精細な3D地図を搭載。自車位置がより分かりやすく確認できる。2Dから3D地図への切り替えも2点ドラッグでシームレスで行うことができる。昼間や夕方、夜と時間によってモニターに映る風景の色も切り替わっていく。
▲ゼンリン住宅地図収録エリアを100%カバー。利用開始から最大3年間の無料データ更新ができる(HA02のみ)
<コンパクトカーに最適賞>
■「ハイ彩速」と声がけすればハンドルから手を離さずに安心操作
ケンウッド
「彩速ナビ TYPE S MDV-S710(7V型)」(実勢価格:9万2200円前後)
「彩速ナビ TYPE S MDV-S710W(7V型200mmモデル)」(実勢価格:9万2200円前後)
同社のデジタルミラー型ドラレコ「ミラレコ」や、2カメラ型ドラレコとの連携も可能なので、あわせて使うと効果的です(常國さん)
音声操作に対応して、ドライブ中にハンドルから手を離さずにナビ機能やエンタテインメント機能を操作することが可能。高画質・高速レスポンスやハイレゾ音源再生、HDMI入力に対応するなど、ワンランク上のナビ機能とエンタメ性能を備えたハイコスパモデルだ。
<オンライン充実賞>
■最大3年間の最新データ無償バージョンアップが付いてくる
パイオニア カロッツェリア
「楽ナビ AVIC-RZ920-DC(7型180mmモデル)」(実勢価格:13万3000円前後)
「楽ナビ AVIC-RWZ920-DC(7V型200mmモデル)」(実勢価格:13万3000円前後)
車内Wi-Fiスポット機能を利用するには別途契約・料金が必要ですが、ネットに繋がることで、より楽しいドライブになります(常國さん)
ネットワークスティック同梱モデルは、通信期間3年分付き。年2回配信される地図データは車内で手軽に更新可能。通信で、カーナビに収録されていない最新スポットまで検索することもできる。
ードライブレコーダー部門ー
<大賞>
■リーズナブルな値段&シンプル操作の2カメラベーシックモデル
ユピテル
「DRY-TW6500d」(実勢価格:1万7000円前後)
前後HDR搭載やフォーマット不要で安心感が高く、リーズナブルに2カメラを導入したい人にピッタリです(常國さん)
従来は上書きによって発生するエラーのために必要だった定期的なSDカードのフォーマットが不要なメンテナンスフリーモデル。HDR搭載で明暗差で生じやすい白とびや黒つぶれを抑制した画像記録を残すことができる。
▲フロント、リアとも小型ボディなので、ドライバーの視界を妨げない取り付けが可能になっている
<360度画像記録賞>
■360度カメラと画像処理技術によってクリアなナンバー記録が可能
カーメイト
「ダクション 360D DC3600R」(5万2250円)
360度監視できるので、駐車監視オプション(DC204)を使った駐車監視機能の導入がお勧め。駐車中のドアパンチも撮影できます(常國さん)
リサイズ前の360度映像からフロント部分を切り出して高解像度で別保存するので、これまでの360度カメラモデルでは認識が難しかった前方の車両のナンバー認識性能が高い。リアカメラはスモークガラス越しでも明るく撮影できる。
▲無線LANを搭載しているので、スマホを接続すれば画像をダウンロードできる
<信頼性最高賞>
■独自の音声コマンドでハンドルから手を離さずに緊急録画できる
ケンウッド
「ミラレコ DRV-EM4700」(実勢価格:3万6000円前後)
「ミラレコ DRV-EM3700」(実勢価格:3万円前後)
ハンドルから手を放さずに緊急録画が可能な、「音声コマンド機能」が独特で面白い。信頼性の高いモデルです(常國さん)
いずれも視界が広いIPS液晶搭載で、大画面の12型はミニバンやSUVに10型はコンパクトカーや軽自動車に最適なサイズ。画面に触れて表示エリアや照度の調整、画面切り替えができるタッチパネル式操作なので使いやすい。
※2023年6月6日発売「GoodsPress」7月号54-55ページの記事をもとに構成しています>> 特集【GoodsPress 2023上半期AWARD】
<取材・文/松尾直俊>
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