前走のウェルカムSを制したバトルボーン(ユーザー提供:take.RCさん)

写真拡大

 未勝利から4連勝中のバトルボーン(牡4、美浦・林徹厩舎)が、七夕賞(3歳上・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を目指す。

 バトルボーンはこれまで5戦4勝。デビュー戦では後にGIで好勝負を続けるダノンベルーガに敗れたものの、続く未勝利を楽勝。さらに1勝クラス、2勝クラス、さらに前走の3勝クラスと4連勝。体質的に弱い面があるので休み休みのローテーションではあったものの、底を見せずにオープンまでたどり着いた。

 連勝で重賞を勝つ馬は無数にいるが、5連勝で重賞初制覇というケースは多くない。86年以降に限れば18頭が該当。00年マーチSのタマモストロングが7連勝、09年アンタレスSのウォータクティクスと19年東海Sのインティが6連勝での重賞初制覇を決めているが、全てダート。芝に限れば20年チャレンジCのレイパパレ、22年金鯱賞のジャックドールなどの5連勝が最長となっている。並み居るGI馬に肩を並べる5連勝でのタイトル奪取となるか、目が離せない。

【86年以降、5連勝での重賞初制覇(芝限定)】
・89年マイラーズC・ミスティックスター
・90年きさらぎ賞・ハクタイセイ
・90年桜花賞・アグネスフローラ
・90年新潟大賞典・ユーワフォルテ
・11年福島記念・アドマイヤコスモス(地方時代を含めれば7連勝)
・19年葵S・ディアンドル
・19年チャレンジC・ロードマイウェイ
・20年チャレンジC・レイパパレ
・22年金鯱賞・ジャックドール