ラケダイモーンの父レイデオロ(18年10月、撮影:下野雄規)

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 レイデオロ産駒のラケダイモーン(牡2、栗東・須貝尚介厩舎)が、7月9日の中京5Rの新馬(芝2000m)でデビューする。

 ラケダイモーンは父レイデオロ、母ラルケット、母の父ファルブラヴの血統。22年セレクトセール1歳で金子真人ホールディングス(株)が2億2000万円(税抜)で競り落とした。

 仕上がりの早い母系だ。母ラルケットは新馬、サフラン賞と連勝し、阪神JF(10着)に出走した実績あり。兄姉7頭も新馬で[4-0-2-1]と好成績を残している。それでいて半兄ステルヴィオ(父ロードカナロア)は18年マイルCSを制覇。半姉ウンブライル(ロードカナロア)も今年のNHKマイルCで2着と好走したように、成長力にも富んでいる。2頭の父ロードカナロアと同じく、キングカメハメハ直仔のレイデオロを父に迎えたラケダイモーンも活躍を約束された馬といえるだろう。

 今年の2歳がファーストクロップとなるレイデオロは、先週までに産駒8頭が走って[0-0-1-7]と未勝利。8頭中7頭が人気以下の着順と苦戦を強いられている。セレクトセールを翌日に控えた一戦、関係者を安心させるためにも、ラケダイモーンに大きな期待がかかることは間違いない。