デビュー14年目の水口騎手 17度目のコンビ組む相棒とJRA重賞初制覇へ
デビュー14年目の水口優也騎手が、プロキオンステークス(3歳上・GIII・ダート1400m)のフルム(牡4、栗東・浜田多実雄厩舎)でJRA重賞初制覇を目指す。
水口騎手は10年デビューの32歳。同期には川須栄彦騎手や高倉稜騎手がいる。これまでJRAで71勝を挙げているが、重賞に限れば17年CBC賞のセカンドテーブル、21年函館記念のアイスバブルの2着が最高着順。惜しくもタイトルには手が届いていない。
フルムには過去18戦のうち、16戦で騎乗。昨年1月の1勝クラス(2着)以降は13戦連続で手綱をとっている。かつては後方一気の印象が強かったが、前々走のBSイレブン賞では以前よりも前目の中団から差し切り。“2人”の絆の強さがなせる業なのか、この馬なりに脚質の幅を広げることに成功している。今回は重賞初挑戦となるだけに楽ではないが、人馬一体の走りでアッと言わせるシーンを期待したい。