前走の欅Sで2着に健闘したジレトール(ユーザー提供:mailaさん)

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 名牝サンビスタを母に持つジレトール(牡4、栗東・松永幹夫厩舎)が、プロキオンステークス(3歳上・GIII・ダート1400m)で重賞初制覇を目指す。

 ジレトールは牝馬として初めてチャンピオンズCを制するなど、重賞6勝を挙げたサンビスタの3番仔。コンスタントに使われながら力を付けると、3走前の銀蹄Sで3勝クラスを卒業。オープン初挑戦のコーラルSは8着に終わったが、続く前走の欅Sでバトルクライから半馬身差の2着に健闘し、オープンでも通用する力を示した。

 今回が重賞初挑戦だが、中京ダ1400mでは4戦3勝、2着1回の好成績を残している。揉まれると脆い一方、ハナを奪えば4戦2勝、2着2回の連対率100%。それだけに自分の形に持ち込めるかどうかがカギとなりそうだ。中京は母がGIを制した思い出の舞台。ここで初タイトル獲得なら、これ以上ないドラマとなる。