1年8か月ぶりV錦織圭、元世界1位マレーからの祝福に反応「あなたは大きなインスピレーションです」
ATPチャレンジャー大会カリビアン・オープン
男子テニスの錦織圭(ユニクロ)は13日(日本時間14日)、ATPチャレンジャー大会、カリビアン・オープン(プエルトリコ・パルマスデルマル)シングルス決勝で世界ランキング1118位のマイケル・ゼン(米国)に6-2、7-5のストレートで勝ち、1年8か月ぶりの復帰大会で優勝を果たした。試合後、元世界ランク1位のアンディ・マレー(英国)がツイッターで祝福。錦織もこれに反応し、感謝を述べている。
暑さが残る中での試合は、いきなり錦織が試合を動かした。第1セット第1ゲームでいきなりゼンのサービスをブレーク。その後はサーブ&ボレーなどで長いストローク戦を避ける戦術で進め、第5ゲームでもブレークしてこのセットを奪った。第2セットはお互いに2ゲームずつブレークする激しい展開となったが、第11ゲームでこの日4つ目のブレークに成功して、粘るゼンを振り切った。
疲労困憊ながらも復帰大会で優勝を飾った錦織に対し、元世界ランク1位のマレーは自身のツイッターで「お見事、ケイ・ニシコリ 復帰戦で優勝」と祝福。これを受けて錦織もすぐに「ありがとうアンディ! あなたは大きなインスピレーションです」と英語で返した。4大大会で3勝、ツアー通算49勝でリオ五輪金メダルと輝かしい実績を誇るマレーも臀部の故障などで戦線離脱しながら復帰を果たしただけに、錦織にとっても祝福は感慨深いものだったようだ。
錦織は2021年10月の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000)のシングルス2回戦で敗れたのを最後に、度重なるケガで戦線離脱。一時は昨年1月の4大大会、全豪オープン出場に向けて治療とリハビリを行ってきたが、股関節の手術を受けて再び休養。復帰に向かっていた同10月には右足首を痛め、復帰時期は不透明になっていたが、復帰戦となった今大会で見事に復活を遂げた。
(THE ANSWER編集部)