新品白パーカー着てるのに「カレーうどんください」 勇気ありすぎる主婦を、想像の斜め上行く悲劇が襲う
白い服を着ている時に限って、色の濃い食べ物が食べたくなった。そして案の定、その汁が服に跳ねてしまって──......。
そんな経験がある人もいるだろう。綺麗に色を落とすのは大変だし、その服が新品だったお気に入りだったりした日にはしばらく立ち直れないかもしれない。
2023年5月27日に、まさにそんな「悲劇」の一部始終を描いたコミックエッセイがツイッター上に投稿された。
作者は関西在住の主婦「えむふじん」さん。ツイッター(@mshimfujin)やライブドア公式ブログ「コミックエッセイ えむふじんがあらわれた」などで、夫「えむし」や子供達とのやり取りなど、日常に起きた出来事を漫画にして発信している。
今回話題になった作品は、パーカー愛好家のえむふじんさんが新しく白いパーカーを購入した場面から始まる。
「ランチ食べに行こうや」
「新しい服着た時の外食率高いよね」
夫のえむしさんとそんな会話をしつつ、新品の白パーカーを着て上機嫌で外食に出かけようとするえむふじんさん。さて、何を食べるのだろうか?
よりによって、その料理!?
「何食べたい?」というえむしさんの質問に、さっぱり系がいいと答えるえむふじんさん。しかし、そうして足を運んだうどん屋さんで彼女が注文したのは――
なんと、カレーうどん!
白パーカーを着ているにも関わらず、跳ねてシミになりやすい料理ナンバーワンと言っても過言ではないメニューを注文するという蛮勇。これには夫のえむしさんも唖然としてしまう。
「食べたいものを食べるのが幸せやろ?」
心配するえむしさんを他所に、自分の食欲に忠実なえむふじんさん。そうこうしている内に運ばれてきたカレーうどんを、慎重に箸で持ち上げようとして......。
箸からこぼれ落ちたうどんが汁に落下。その衝撃でカレーの汁が跳ねてしまう。
初っ端からアクシデントに見舞われて冷や汗を流すえむふじんさんだったが、幸い白パーカーは無事。
「案外食べる時よりうどんを持ち上げる時の方が怖いな...!」
「ギリセーフやったで」
――しかし、本当の悲劇はこの後に起きてしまう。
予想外の「伏兵」が!
「そや、頭を少し下げてあんまり持ち上げない様にすれば跳ねへんやん」
うどんを高く持ち上げるから汁の跳ねも大きくなる。そう考えたえむふじんさんは、頭を少し下げた姿勢で食べる作戦を実行。
これなら、万が一うどんをスープに落としても衝撃は抑えられるし、一安心......と思いきや。
頭を下げたことが災いし、パーカーのヒモがスープにイン! 汁はねを警戒するあまり、ある意味より悲惨な結果になってしまった......。
「ジョイで落ちるから大丈夫や」
その後、えむしさんがそんなフォローをする前で、涙目になりながらヒモをゴシゴシ拭うえむふじんさんであった。
本人には申し訳ないが思わずクスリと笑ってしまうエピソードに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「なぜ......なぜそんなお手本みたいなフラグを......!」
「脱いで横に置いたら? 感すごい」
「染めに来てるまである」
ところで、「とろけるカレー」や赤い缶のカレー粉でおなじみエスビー食品の公式サイトには、衣服についたカレーの色の取り方について、こんな情報を掲載している。
衣服に適した洗剤で洗い、陽にあてると自然に消える場合があります。
色あせしやすいものは、直射日光を避け、日陰干しを繰り返して徐々にカレーのシミを落としていくのが良いでしょう。
カレーが染みてしまったら、お試しあれ。