前々走のすみれSが圧巻の差し切りだったシャザーン(ユーザー提供:TBOさん)

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 東京、京都ともに芝ダートは良で間違いない。東京芝は土曜10R・葉山特別(芝1600m)が1分31秒6で決着したが、これは同コースの2勝クラスで史上最速の時計だった。したがって超高速馬場といえる。今週からCコースに替わったが、極端に内有利ということはなく、ペース次第で外差しも決まる。ダートも脚質は不問。

 京都芝も時計が速い。内回りは前&内有利だが、逆に外回りは差し優勢。今開催の外回りを通じた傾向でもあるが、枠は外の方がいい。ダートはペース次第で差しも決まる。大型馬が優勢。

【注目馬】
東京11R・シャザーン…すみれSでマークした上がり3F33秒1は、阪神内回りの中距離戦では驚異的といえる数字。前走の皐月賞は道悪に泣いた印象だが、それでも0秒7差の6着だから、悲観する内容ではなかった。東京の良馬場で決め手比べになれば侮れない。

京都10R・ルプリュフォール…とにかく確実に脚を使えるタイプ。いろいろと噛み合わないと勝ち負けまでは厳しいタイプだが、今の京都外回りなら。初コンビの秋山真一郎騎手とも手が合いそう。

京都12R・ルージュラテール…休養前は追って頼りないレースが続いたが、昨年の春から夏の戦績を見る限り、現級で通用しない馬ではない。距離短縮でうまく脚をためることができれば、ズバッと突き抜けるシーンがあるかも。