歌は歌唱力じゃない!プロサッカー選手ながら「歌手デビュー」した5人(動画あり)
神は二物を与えないというが、意外な才能を見せた選手たちがいた。
今回はプロサッカー選手ながら、歌手としても世に名を残した選手たちをピックアップ。
サッカーと歌唱の"二足の草鞋”のキャリアを築いたのは、この5選手だ。
セルヒオ・ラモス
スペイン代表やレアル・マドリーで輝かしいキャリアを築いたPSG所属のDFセルヒオ・ラモスは、歌手としての一面も持っている。2018年にラッパーとしてデビューし、「SR4」をリリースした。
この楽曲は自身のキャリアを振り返るエピック(歌詞)で、セビージャ時代に得た初任給を祖母に渡したエピソードやチャンピオンズリーグ優勝を軽快に歌い上げている。
ラモスは楽曲のリリース後に、
僕の家、数人の友人、たくさんの魔法のお陰で生まれたこの歌は僕の人生があるんだ。
そしてまだ書かれていないものもあるんだ。ここまで僕と一緒に(キャリアを)走ってくれたみんなに感謝したい。
と、自身のインスタグラムでコメントした。
ロイストン・ドレンテ
オランダの名門フェイエノールトで台頭し、レアル・マドリーに鳴り物入りで入団した神童は、ラッパーとして一時活動した時期があった。
オランダ人ラッパーのU-Niqが2008年にリリースしたアルバム『Het Kapitalisme』に収録されている『Tak Takie』でドレンテは歌声を披露している。MVではサンティアゴ・ベルナベウとマドリッドの街並みが映され、軽快なラップを披露している。
これに手ごたえを得たのか、2017年に「roya2faces」名義でラッパーに転身。だが翌年は紆余曲折あってスパルタ・ロッテルダムで現役復帰した。
元レアルのドレンテ、介護士になっていた。彼が明かす「天才若手が失敗したワケ」 https://t.co/COJPp5tyKb
— サッカーニュースQoly(コリー) (@Qoly_Live) April 6, 2023
現在は介護士を務めながらサッカー選手としてのキャリアを模索しているようだ。
ヘセ・ロドリゲス
レアル・マドリーの下部組織で記録的な活躍をした天才ロドリゲスもまた歌手としての一面を持っている。
2014年にレントゲン(ヒップホップとラテン音楽が融合)ユニットのBig Flowのボーカルとしてデビューし、『La mano arriba』(手を挙げろ)をリリース。
さらに2014年11月からJey M名義でソロデビューを果たし、2015年6月に『Yo sabía』(知っていたよ)をリリースした。
独特なリズム感覚でユニークな歌唱をしており、二足の草鞋で奮闘しているようだ。今季はイタリアのサンプドリアでプレーしている。
ラファエウ・レオン
ポルトガルで期待されているミランのエース、レオンもラッパーとしてデビューしている。
2021年4月にWay45名義でアーティストとして活動を開始。ポルトガル語、英語で歌ったアルバム『Beginning』をリリースしている。
英語とポルトガル語で歌われたリリック、エピックは熱量があり、計7曲が収録されている。
楽曲をリリース後にSky Sportsの取材を受け、「僕はラップが大好きなんだよ。僕の人生やこれまで乗り越えてきた厳しい経験を歌にしているんだ。今はただ楽しんでいるけど、キャリアを終えたら(プロのラッパーも)考えているよ」とコメントしている。
ヨハン・クライフ
まさかオランダ史上最高の選手クライフが歌手として活動していた時期があったとは驚きでしかない。
1969年にクライフとオランダのロックンロール界の始祖と称賛されるペーター・クールワインと『OEI OEI OEI』をリリースした。
人生はボクシングの試合と比喩するように、軽快に歌われた楽曲。クライフは熱唱したが、オランダでの売れ行きは芳しくなかったという。
その後バルセロナで活躍したクライフは、同楽曲のスペイン語版も販売した。