レアル指揮官、アザールの関係破綻発言を認める「あまり話さないが…」

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 レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、15日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦セカンドレグのリヴァプール戦を前にした記者会見で、元ベルギー代表FWエデン・アザールについて語った。14日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 今季、レアル・マドリードで公式戦わずか7試合の出場に留まっているアザールは13日、ベルギーメディア『RTBF』のインタビューで「アンチェロッティ監督と互いに対して敬意を払っている。でも、コミュニケーションを取っているとは言えない」と語っており、この発言が大きな話題となっていた。

 このことについて問われたアンチェロッティ監督は「冷えた関係というわけではない。彼はとても正直で、彼とあまり話さないのは事実だ。しかし、これは性格の問題であり、あまり重要なことではない。彼とたとえ話をせず、プレーをしなくても彼は私をリスペクトしてくれている。私も彼をリスペクトしているし、それが大切なことなんだ」と同選手との会話が少ないことを認めた一方で、互いに敬意を払っていることを強調した。

 また、同選手の出場機会が少ない理由について尋ねられると「彼がプレーしていないのは、そこに競争があるからだ。彼のポジションにはヴィニシウス(・ジュニオール)というチームに大きな貢献をしてくれる選手がいる」と説明した。

 なお、レアル・マドリードは15日にチャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦セカンドレグのリヴァプール戦を控えている。ファーストレグを5−2で勝利し、3点リードで迎えるセカンドレグについてアンチェロッティ監督は「我々は計算せず、できる限り良いプレーをしなければならない。ファーストレグと同じように試合に臨む必要がある。計算するのではなく、試合に勝つために最大限のインテンシティと熱意を持ってプレーすることを考えている」と意気込みを語った。