新卒の人の多くがクルマは欲しい!

金銭的問題で購入を渋る人が多い

 新社会人の3人に1人が「生活にクルマが必要」と考えているものの、「買えない」――こう考える人が多いようです。

 個人向けカーリースサービス「おトクにマイカー 定額カルモくん」を提供するナイルは2023年3月1日、この春に高校や大学を卒業して就職する18〜26歳の新社会人男女439人を対象に行った、クルマに対する意識調査の結果を発表しました。


調査で欲しいクルマ1位だったトヨタ「ハリアー」(画像:トヨタ)。

 前出の通り、3人に1人が「生活にクルマが必要」と答えたものの、そのうちの約3割が、「欲しい(乗りたい)車は買えそうですか?」という質問に「買えない」と回答したそう。購入できない約8割の人が、お金がないことを理由に挙げています。

 このランキングに関しては、新社会人が「欲しいのに買えない」という部分にSNSでは注目が集まっており、「維持費が高いうえに税金も高すぎる」「給料が上がらないのに燃料費や車体価格が上がっている」といった声が見られます。

 なお、同社が別途調査した「新社会人が欲しいクルマ」ランキングでは、1位がトヨタ「ハリアー」、2位が同率でダイハツ「タント」、スズキ「ラパン」、4位がホンダの「N-BOX」という結果でした。1位こそ高級SUVであるものの、軽自動車が目立つランキングとなっています。逆にいえば、軽自動車でもハードルが高いと考える人が少なくないことがうかがえます。

 では、若者はどのようにクルマを手に入れているのでしょうか。クルマ社会が進んだ北関東のある自動車ディーラーに聞くと、「親に買ってもらう」ケースのほか、「(子が)親のクルマをそのまま自分の車両にしてしまい、仕方なく親がクルマを買う」ケースも多いということです。