埼玉のジャンクション駅“鮮やかすぎる駅舎”へ変身? 「高麗川駅」 東西の移動も便利に
高麗川駅が大きく姿を変えます。
「曼殊沙華」など、高麗川流域の自然をデザインに反映
JR東日本八王子支社は2023年2月22日、八高線・川越線の高麗川駅の自由通路と駅舎整備工事に着手すると発表しました。現駅舎は今年9月頃に取り壊され、工事は2026年3月までに完了する予定です。
八高線・川越線の車両(画像:写真AC)。
建て替え後の高麗川駅は、市の花である「曼殊沙華」など、高麗川流域の自然を外観デザインに取り入れた鮮やかな駅舎になります。配色は現駅舎の屋根の色をイメージしており、自由通路壁面には、埼玉県西部の西川材が使用される予定です。自由通路の整備により、駅を挟んで東西を移動する際に、踏切や地下道で回り道をする必要が無くなります。また、交流空間も設けられます。
日高市には、500万本の曼珠沙華の群生地として知られている巾着田や、参拝後に内閣総理大臣に就任した政治家が相次いだことで「出世明神」と知られるようになった高麗神社などの観光スポットがあります。
八高線は高麗川駅を境に高崎方面が非電化、八王子方面が電化区間となっています。電化区間の列車は川越線と直通し、八王子〜高麗川〜川越間が一体の系統として運転され、非電化区間とは分断されています。このため高麗川は両線にとって運転上の拠点となる駅です。