「Discordをバックグラウンドで動作させていると、GPUのメモリクロックが制限される」という問題をNVIDIAが報告しました。NVIDIAがソフトウェアアップデートの準備を進めるのと並行して暫定的な対策方法も案内していたので、手順をまとめてみました。

When Discord is open in the background, graphics card memory clocks will not reach full speeds | NVIDIA

https://nvidia.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/5443/

「Discord起動時のNVIDIA製GPU性能低下問題」の暫定的な解決方法は以下の通り。まず、NVIDIAのサポートページにアクセスして赤枠で示した「Click here」をクリックし、「Geforce_3D_Profile_Manager.v1.exe」をダウンロードします。ファイルサイズは814KBでした。



ダウンロードした「Geforce_3D_Profile_Manager.v1.exe」をダブルクリックして起動します。



ライセンスを読んだら、「AGREE AND CONTINUE」をクリック。



以下の画面が表示されたら左側の「Export SLI Profiles」をクリックします。



プロファイルの保存場所を選択して「保存」をクリック。



「Geforce_3D_Profile_Manager.v1.exe」の画面に「SUCCESS」と表示されたら保存成功です。この画面はこの後でも使うので、まだ閉じないようにしてください。



保存したプロファイルをダブルクリックして開きます。



プロファイルはこんな感じのテキストファイルとして保存されています。



キーボードの「Ctrl」と「F」を同時に押して検索バーを表示して、「Discord」で検索し、以下のようなDiscord関連の設定が表示されるのを確認します。



Discord関連の設定の末尾に「Setting ID_0x50166c5e = 0x00000000」という文字列を追加して上書き保存します。



続いて、「Geforce_3D_Profile_Manager.v1.exe」の画面に戻って「Import SLI Profiles」をクリック。



上記の工程で編集したプロファイルを選択します。



画面内に「SUCCESS」と表示されれば、対応完了です。



なお、NVIDIAは対策用のアップデートを準備中とのこと。Discord起動中のGPU性能低下に悩んでいない場合は、アップデートを待つのも手です。