ドイツ連邦議会「レオパルト2」戦車をウクライナに供与認定 同国国会議員も “感謝!”コメント
ドイツもとうとう“ルビコン川”を渡りました!
ドイツ連邦議会議員とウクライナ国会議員がすかさずツイート
ドイツ連邦議会は2023年1月25日、ウクライナへのレオパルト2戦車の引き渡しに関して討議していましたが、引き渡しを承認したと一部議員が公式ツイッターで明らかにしました。
明らかにしたのは、連邦議会第3党「AfD(ドイツのための選択)」に所属するシュテファン・プロチカ議員。彼はツイート(つぶやき)で「ドイツは戦争(ウクライナ紛争)に参加し、ウクライナにレオパルト2戦車を引き渡します」と明言しています。
ドイツ陸軍のレオパルト2戦車(画像:ドイツ連邦軍)。
一方、受領側のウクライナでも、同国国会議員で元ウクライナ教育・科学相のインナ・ソブスン議員が「(ドイツ)連邦議会にいる友人や同僚が、ショルツ(オラフ・ショルツ連邦首相のこと)がウクライナに対するレオパルト2戦車の供給に同意したことを確認しました。素晴らしいニュース! ありがとう!」とさっそくツイートしています。
レオパルト2戦車はドイツが開発した主力戦車(MBT)で、120mm滑腔砲を備え、複合装甲を装備し、1500馬力の高出力ディーゼルエンジンを搭載した、攻・防・走の三要素に秀でた高性能戦車です。
ドイツ以外に、ポーランドやギリシャ、トルコ、フィンランド、スペインなどヨーロッパ約15か国で採用されており、事実上の欧州標準戦車の地位にあります。
かねてよりポーランドなどはウクライナにレオパルト2戦車の供与を認めるようドイツに要望を出しており、ドイツがそれを認めるか世界が注目していました。