名阪国道よりキツイ「Ωカーブの峠」改良 安全性向上へ 針ICに接続の国道369号
道の駅 針テラスで一息付けたいところ。
名阪国道に通じる国道の危険ポイント
奈良県は2023年1月17日、国道369号「香酔(こうずい)峠工区」が2月4日に完成すると発表しました。
国道369号「香酔峠工区」(画像:Google)。
国道369号は名阪国道の針ICに接続する南北の道路で、名阪国道と宇陀市の市街地(近鉄大阪線 榛原駅付近)を結んでいます。うち香酔峠は奈良市(旧都祁村)と宇陀市の境に位置し、急カーブと急勾配があるため大型車の速度低下や積雪時の立ち往生が発生していたといいます。
今回の主な改良ポイントは、Ωを描く急カーブの線形改良と登坂車線の設置です。名阪国道でも五ヶ谷IC付近のΩカーブが難所として知られますが、ここはより急なヘアピンカーブに近い急曲線・急勾配区間となっていました。
今回は現道のカーブの北側の山中に設けた別ルートへ道路を一部付け替え、カーブの曲線を緩くしています。これにより通行の安全性・走行性の向上を図るということです。