AppleのスマートスピーカーであるHomePodの第2世代が、2023年1月19日に発表されました。2021年に生産終了した第1世代モデルと見た目はほぼ同じですが、内蔵チップがS7チップに進化し、温度センサーと湿度センサーを新たに搭載し、スマートホーム規格「Matter」をサポートしています。第2世代HomePodの発売は2023年2月3日(金)で、価格は税込4万4800円です。

Apple、画期的なサウンドと知能を備えた新しいHomePodを発表 - Apple (日本)

https://www.apple.com/jp/newsroom/2023/01/apple-introduces-the-new-homepod-with-breakthrough-sound-and-intelligence/

Introducing the all-new HomePod | Apple - YouTube

Appleの音声アシスタントAIであるSiriを搭載したスマートスピーカーは、記事作成時点だと2020年に発売されたHomePod miniのみで、2018年に発売された第1世代HomePodは2021年に生産終了しています。

AppleがSiri搭載のスマートスピーカー「HomePod」の生産を終了 - GIGAZINE



今回発表された第2世代HomePodは、第1世代と見た目はほぼ変わりませんが価格は税込4万4800円で、税込3万6080円だった第1世代から値上げされています。本体カラーは第1世代と同じホワイトのほかに新色となるミッドナイトが用意されています。



内蔵しているツイーターは第1世代で7つだったのが第2世代で5つに減り、内蔵マイクも7つから5つに減っています。ただし、第2世代HomePodにはApple Watch Series 7にも搭載されているS7チップが搭載されており、音響システムの構築性能は向上しているとのこと。



もちろんHomePodの目玉はiPhoneなどのApple製品と連携できるというところ。iPhoneを近づけるだけで再生中の曲やポッドキャスト、通話をHomePodに引き継ぐことができます。



また、Apple TV 4Kとのペアリングも可能。2台のHomePodを連携させてステレオスピーカーにすることもできます。



そして、第2世代HomePodには温度と湿度のセンサーが新たに搭載されました。さらに第2世代HomePodは、Appleも策定に参加したスマートホーム規格の「Matter」に対応しており、例えば「室温が26度を超えたら扇風機を回す」「湿度が20%を下回ったら加湿器を動かす」などの自動化を設定することが可能になります。また、次世代無線通信規格であるThreadにも対応しました。



Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントであるグレッグ・ジョズウィアック氏は、「Appleのオーディオに関する専門知識とイノベーションを活用して、新しいHomePodは、豊かで深みのある低音域、自然な中音域、クリアで繊細な高音域を提供します。HomePod miniの人気の高さから、私たちはより大きなHomePodで実現可能な、さらにパワフルな音響への関心がますます高まっていることを認識しています。次世代のHomePodを世界中のお客様にお届けできることを楽しみにしています」と述べています。

第2世代HomePodの発売は2023年2月3日(金)で、予約受付は2023年1月19日(木)からです。