サッカーの人数は11人?交代・ベンチ入りの最大人数、最低人数を解説

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サッカーのチーム構成は11人が基本ですが、ほかに交代の選手がベンチ入りすることもあります。

この記事では、サッカーの人数について、交代やベンチ入りの選手の最大人数、最低人数など、詳しいルールについて解説します。

サッカーの人数は1チーム11人

サッカーは、フィールドプレイヤーが10人、ゴールキーパーが1人の11人でプレーするのが基本です。しかし、年代によっては1チーム8人で行う場合もあります。

まずは、年代別のチーム構成人数について紹介します。

小学生サッカーの人数は1チーム8人

8人制サッカーは、小学生を対象にサッカーをプレーする楽しさを知ってもらうことを目的に、日本サッカー協会が導入した制度です。

U-12と呼ばれる小学生サッカーの試合は、フィールドプレイヤーが7人、ゴールキーパーが1人で構成されています。

8人制サッカーのフィールドのサイズは、11人制の半分程度のため、それぞれがボールに触れる機会を増やすことにもつながります。

また、多くのプレイヤーが試合に出場できるよう、いつでも自由に交代できるルールになっているのも特徴です。

中学生サッカーの人数は1チーム11人

小学生までは8人制サッカーですが、中学生になると大人と同じ11人制のサッカーになります。

コートの広さも変わるので、慣れるまで少し戸惑うこともあるかもしれませんが、思い切りサッカーを楽しめるでしょう。

サッカーの交代要員・ベンチ入りの最大人数は?

続いては、サッカーの競技規則をもとに、交代要員やベンチ入りの最大人数について解説します。

公式競技会の場合

サッカーの公式競技会では、交代要員の人数は最大5人までとなっています。

具体的な人数はFIFAや大陸連盟、各国のサッカー協会が決定するため、出場する競技会の規定を確認しましょう。

また、延長戦においては、競技会の規定で「もう1人の交代要員を使うことができる」とされている場合、各チームに追加の交代回数が与えられ、最大6人の交代が認められます。

クラブワールドカップの場合

サッカーの公式競技会のなかでも、クラブワールドカップなどの各国の「A」代表チームが出場する大会の場合も、交代要員の人数は最大で5人までとなります。

延長戦に入ったときは、6人目の交代が可能な場合もあります。

ただし、交代要員として登録できる人数は3~15人までなので、ベンチ入りできる選手の人数は、最大で11人+15人=26人です。

ワールドカップの場合

ワールドカップ(国際「A」マッチ)でも、最大15人の交代要員が登録でき、最大5人までの交代が認められています。

また、延長戦のときは、最大6人の交代が認められます。ベンチ入りできる選手の人数は、最大で11人+15人=26人となります。

新型コロナウイルス感染症の影響で試合日程が過密になり、選手の体の負担を配慮して、2022年に交代できる人数が3人から5人に変更になりました。

親善試合の場合

サッカーの親善試合では、最大6人まで交代が認められています。

ベンチ入りできる選手の人数は、ワールドカップの場合と同様、最初に出場するプレイヤー11人+交代要員15人の最大26人です。

その他すべての試合の場合

そのほかのサッカーの試合については、以下の条件を満たせば、6人よりも多い人数の交代が認められています。

それぞれのチームが交代の最大人数について合意する 試合前に主審に通知する

サッカーの試合に必要な最低人数は何人?

サッカーの試合に必要な最低人数は、7人です。

試合中にレッドカードやイエローカードによる退場選手が出た場合、プレーする選手の数が7人未満になった時点で、試合は継続できなくなります。

U-12の8人制サッカーの場合、試合に必要な最低人数は6人です。

ただし、体調不良などで出場可能な選手が減ってしまった場合、両チームの合意のうえで極力両チームが同じ人数でプレーするようにすれば、試合に出場する人数や交代人数を変更することも可能です。

サッカーの人数以外に覚えておきたいルール

サッカーをプレーするうえで覚えておきたいルールは、人数に関する内容だけではありません。

ここからは、人数以外にも覚えておきたい選手交代のルールを説明します。

選手交代の進め方

フィールドでプレーする選手がベンチの選手と交代する場合は、以下のようなルールを守る必要があります。

交代が行われることを事前に主審に通知する 交代して退く選手は、境界線の一番近い地点から競技のフィールド外へ出た後、テクニカルエリアかロッカールームへ行く 交代した選手は、再交代が認められる場合を除いて、同じ試合に再び参加することは認められない 交代して退く選手が競技のフィールドから出ることを拒んだ場合、競技はそのまま続行される

また、交代要員は、次のような条件が満たされることを確認したうえで、フィールドに入ることができます。

プレーが停止されている ハーフウェーライン(フィールドの中央にある線)から入る 交代して退く選手が競技のフィールド外に出ている 主審の合図を受けてから

交代についても細かなルールがあるので、しっかりと確認しておきましょう。

ゴールキーパーの交代(ポジションの入れ替え)

ゴールキーパーは、各チームに1人配置されているポジションです。

基本的には同じ選手が配置されていますが、入れ替わる前に主審に通知し、プレーが停止中であれば、ベンチ入りしているほかの選手と入れ替わることができます。

交代に関する反則・罰則

サッカーでは、主審に通知することなく交代を行うことは反則とされています。

また、主審の承認なく選手がゴールキーパーと入れ替わった場合には、次にボールがフィールド外に出た際に両選手に警告が行われます。

そのほかの反則においても、選手が警告を受けるとともに、プレーが停止されたときにボールがあった位置からの間接フリーキックで試合が再開されます。

サッカーの人数やルールを覚えよう

サッカーの基本的なプレー人数は、1チーム11人です。

交代できる人数やベンチ入りできる選手の人数は大会によって規定が異なるため、出場する前にしっかりと確認しておくことをおすすめします。

サッカーの人数や交代のルールを覚えておくと、プレーするときに役立つのはもちろん、観戦をより深く楽しめるでしょう。