トレーニングの種類を目的別に解説!どんな効果がある?

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健康維持やダイエット、ボディメイクのために行うトレーニングには、筋トレや有酸素運動など、いくつかの種類に分けられます。

また、種類によって得られる効果も変わってくるため、目的に合った種類を選ぶことが大切です。

この記事では、トレーニングの主な種類と効果について解説します。

トレーニングの種類は目的に合わせて選ぼう

トレーニングは、ただ闇雲に行うのではなく、目的に合った種類を選ぶことで効果が実感しやすくなります。

例えば、ダイエットを目的なら「筋トレ」などの無酸素運動と、「ジョギング」や「ランニング」などの有酸素運動を組み合わせると、脂肪燃焼効果を高めることができます。

また、鍛えられたたくましいボディを目指したい人は、筋肉を大きくするために負荷の高い「筋トレ」を行うと良いでしょう。

何のためにするのか、どんな効果を得たいのかを明確にすると、目的に合ったトレーニングの種類が選びやすくなり、理想のボディを効率良く手に入れることができます。

トレーニングの主な種類6つと効果

トレーニングの主な種類は6つです。まずは、それぞれの具体的なメニューと効果について説明します。

レジスタンストレーニング

レジスタンストレーニングとは、腕立て伏せやスクワットのように、筋肉に繰り返し抵抗(レジスタンス)をかける運動を指し、一般的に筋トレと呼ばれます。

■主なトレーニングメニュー

レジスタンストレーニングの主なメニューは、以下の通りです。

トレーニング名 内容 自重トレーニング 自分の体重を負荷にして行うトレーニング 体幹トレーニング 体幹やインナーマッスルを鍛えるトレーニング アイソメトリック(等尺性筋収縮) 一定の姿勢をキープすることで筋肉に負荷をかけるトレーニング 加圧トレーニング 専用のベルトを腕と足の付け根に巻き、圧力をかけた状態で行うトレーニング ■主な効果

レジスタンストレーニングの主な効果は、以下の通りです。

筋肉量の増加(筋肥大) 筋力の向上 基礎代謝の向上 体力・持久力の向上

筋肉量の増加や筋力向上が期待できるレジスタンストレーニングは、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の人が取り入れやすい運動です。

健康維持やダイエットなどを目的としている人に適しています。

スピードトレーニング

スピードトレーニングとは、走ったり、プレーの動きを早めるといった俊敏さを鍛えるために行う運動を指します。

■主なトレーニングメニュー

スピードトレーニングの主なメニューは、以下の通りです。

トレーニング名 内容 スピードアシステッドトレーニング 前方から引っ張ることで、走る速度を高めるトレーニング ウエイトレジステッドトレーニング タイヤなどを引っ張りながら走ることで、負荷を高めるトレーニング ラダートレーニング 脳の指令を筋肉に伝えるスピードを高めるトレーニング ■主な効果

スピードトレーニングの主な効果は、以下の通りです。

機敏性の向上 敏捷性(びんしょうせい)の向上 急激なスピードの変化に対応

スピードトレーニングを行うことで、走るタイムが縮まるだけでなく、相手やボールの動きにも素早く反応することにもつながります。

パワートレーニング

パワートレーニングとは、瞬発力を鍛える運動を指します。

筋肉量の増加や筋力の向上だけで瞬発力を高めることは難しいため、パワートレーニングを取り入れて効率的に鍛えるのがおすすめです。

■主なトレーニングメニュー

パワートレーニングの主なメニューは、以下の通りです。

トレーニング名 内容 ウエイトトレーニング ダンベルやマシンなどの抵抗を用いて行うトレーニング プライオメトリクストレーニング ジャンプなど伸張反射(反動)を利用する動作を繰り返し、瞬発力を高めるトレーニング ■主な効果

パワートレーニングの主な効果は、以下の通りです。

筋力の向上 瞬発力の向上 スポーツパフォーマンスの向上

筋力や瞬発力が向上することで、素早い動きができるようになり、動作のロスが少なくなります。それにより、スポーツパフォーマンスも向上するでしょう。

持久力トレーニング

持久力トレーニングとは、運動を継続して行うことで、体の機能を高める方法です。

■主なトレーニングメニュー

持久力トレーニングの主なメニューは、以下の通りです。

トレーニング名 内容 有酸素運動 酸素を消費しながら軽~中程度の負荷がかかる運動を継続的に行うトレーニング インターバルトレーニング 強度が高い運動と低い運動を短い間隔で交互に繰り返すトレーニング 水泳 泳ぐことで、心肺機能に負荷をかけるトレーニング ■主な効果

持久力トレーニングの主な効果は、以下の通りです。

心肺機能の強化 血行促進 体力向上

持久力トレーニングにより心肺機能が強化されると、毛細血管が発達して血流量が増加します。それに伴い全身への酸素運搬能力が上がるため、持久力が高まります。

バランストレーニング

バランストレーニングは、バランス感覚を鍛える運動を指します。

■主なトレーニングメニュー

バランストレーニングの主なメニューは、以下の通りです。

トレーニング名 内容 スタビライゼーション 自重による全身運動で体幹を鍛え、バランス能力を養うトレーニング バランスボール ボールを使ってバランス能力を鍛えるトレーニング バランスボード 接地面積が狭く不安定なボードの上に乗ってバランス能力を鍛えるトレーニング ■主な効果

バランストレーニングの主な効果は、以下の通りです。

左右の筋肉バランスを整える 体の安定性の向上 瞬発力の向上 スポーツパフォーマンスの向上

ほかにも、バランストレーニングでは全身のさまざまな部位が刺激されるため、普段使われることが少ない小さな筋肉を鍛える効果もあります。

柔軟性トレーニング(ストレッチング)

柔軟性トレーニング(ストレッチング)は、筋肉を伸ばすことで関節の可動域を広げ、体の柔軟性を高める運動を指します。

■主なトレーニングメニュー

主な柔軟性トレーニングのメニューは以下のようなものがあります。

トレーニング名 内容 ダイナミックストレッチ 体を動かしながら筋肉を伸ばしていくストレッチ バリスティックストレッチ 力を抜いた状態で、弾みや反動を使って筋肉を伸ばしていくストレッチ スタティックストレッチ 弾みや反動は使わずに、ゆっくりと体を伸ばして静止するストレッチ パートナーストレッチ パートナーにサポートしてもらいながら2人1組で行うストレッチ ■主な効果

柔軟性トレーニングの主な効果は、以下の通りです。

筋肉の緊張をほぐす 関節の可動域を広げる スポーツパフォーマンスの向上 運動時や運動後の体の負担軽減

柔軟性トレーニングは、運動前のウォーミングアップや運動後のクールダウンに適しています。

また、緊張した体を緩めることで、リラックスする効果も期待できます。

トレーニングの種類・名前を覚えて効果的なメニューを選ぼう

トレーニングと一口に言っても、さまざまな種類があります。主なトレーニングの種類や名前を覚えておくと、自分に合った効果的なメニューを選びやすくなるでしょう。

また、トレーニングの効果を高めるには、ウェアにこだわることも大切です。

トレーニングは継続することで効果を発揮するため、動きやすさはもちろん、モチベーションが上がるおしゃれなウェアを選んで、楽しみながら行ってください。

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