覚えておきたいテニス用語を一覧で解説【初心者向け】

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これからテニスを始める人は、まずルールや用品、打ち方に関する専門用語を覚えることが大切です。

今回は、テニス初心者がプレーするうえで知っておきたい用語について解説します。

テニス用語一覧【テニス用品編】

まずは、テニス用品に関する用語を解説します。

ラケット

ラケットは、ボールを打つための道具です。ボールを打つ部分をヘッド、柄の部分をシャフト、握る部分はグリップと呼ばれます。

平均的なラケットの重量は、男性用は300g、女性用は280g程度です。

プレッシャーボール

プレッシャーボールは、圧縮空気が缶に入った状態で販売されているテニスボールです。
ボールの内圧とゴムの力によって弾みやすいのが特徴で、大会などで使用されています。

ノンプレッシャーボール

ノンプレッシャーボールは、ゴムの力のみで弾むタイプのテニスボールです。
プレッシャーボールに比べて打球感が重くなります。

ストリング(ガット)

ストリング(ガット)とは、ラケットに張られている格子状の糸のことです。
糸の素材によって打ちやすさが変わり、初心者には衝撃を和らげてくれるナイロンガットがおすすめです。

ゲージ

ゲージとは、ストリング(ガット)の太さのことです。
ゲージの違いによってボールの飛び方や重さといった使用感が変わります。

ハイブリッド

ハイブリッドとは、2種類の素材のストリング(ガット)を組み合わせて張ることを指します。
一般的に多いのは、ポリエステルとナイロンの組み合わせです。

テンション

テンションとは、ラケットのストリング(ガット)の張りの強さのことです。
単位はポンドで表し、初心者には40~50ポンドが適しているとされています。

グリップテープ

グリップテープとは、ラケットのグリップに貼る滑り止めのことです。
汗を吸収して、滑りにくくする効果があります。

スコート

スコートとは、レディース用テニスウェアのボトムスの一種です。

スカートタイプ、キュロットタイプ、ショートパンツタイプがあり、かわいらしさと動きやすさを兼ね備えています。

テニス用語一覧【大会・ゲーム・ルール編】

続いては、テニスをプレーするうえで知っておきたい大会やゲーム、ルールに関する用語を紹介します。

ポイント

ポイントとは、1プレーで入る最小単位の得点のことです。

ポイントの数え方は、「0(ラブ)」「15(フィフティー)」「30(サーティー)」「40(フォーティー)」「ゲーム」です。

先に4ポイントを獲得すると1ゲーム獲得となります。

セット

セットとは、ゲームをまとめた単位のことで、2ゲーム差をつけた状態で6ゲーム獲得すると1セット獲得となります。

3セット制の場合は2セット先取したほうが勝ち、5セット制の場合は3セット先取したほうが勝ちです。

マッチ

マッチとは、試合を指す用語です。

例えば、3セット制の試合を「3セットマッチ」、5セット制の試合を「5セットマッチ」というように言い換えて使います。

トス

トスとは、サーブを打つときにボールを空中に投げ上げることです。

サーブ

サーブとは、攻撃する選手が最初にボールを打ち出すことです。

リターン

リターンとは、相手が打ったサーブを打ち返すことです。
試合では、必ず1発目にサーブ、2発目にリターンが行われます。

ラリー

ラリーとは、テニスの試合でボールを打ち合うことです。
ラリーを続けながら相手のミスを誘い、攻撃のチャンスを狙います。

タッチネット

タッチネットとは、自分のコートでボールを打った後、まだポイントが確定しない段階でラケットがネットに触れることです。タッチネットと判定されると、相手にポイントが入ります。

オーバーネット

オーバーネットとは、ラケットがネットを越えて相手コート内にあるボールを打つ反則のことです。オーバーネット判定されると、相手にポイントが入ります。

ブレイク

ブレイクとは、サーブを受ける側の選手がゲームを取ることです。

テニスではサーブを打つ側のほうが有利なため、相手が有利な状態のゲームを取ることで試合の流れを変えることができます。

キープ

キープとは、サーブを打つ側の選手がゲームを取ることです。

勝敗をつけるにはどちらかが必ず一度はブレイクを取らなければいけませんが、実力が互角であればキープが続くケースが多くなります。

アドバンテージ

テニスは、ゲームを進めていくなかで、お互いが3ポイントずつ取って「40-40」の同点になった場合、2ポイント先取したほうがそのゲームを獲得します。

「40-40」の状態をデュースと呼び、アドバンテージは、1ポイントリードをしている状態のことを指します。

タイブレーク

タイブレークは、両者とも2ゲーム差をつけることなく6ゲーム対6ゲームまで試合が続いた場合に取り入れられる延長戦のようなものです。

7ポイント先取したほうが1セット獲得となります。

レット

レットとは、主審やプレイヤーがプレーのやり直しを求める用語です。

主に、サーブの際にボールがネットに当たって相手のコート内に入った場合や、障害物がコートに入ってきた場合に使用されます。

4大大会・グランドスラム

テニスの4大大会(グランドスラム)とは、以下の4つを指します。

全豪オープン 全仏オープン 全英オープン 全米オープン

テニス用語一覧【テニスコート編】

続いては、テニスコートに関する用語を表で紹介します。

用語 意味 グラスコート 天然芝のコート クレーコート 土のコート ハードコート 土台がアスファルトやコンクリートの硬いコート オムニコート 砂入りの人工芝コート カーペットコート 室内用のテニスコート ベースライン コートの一番後ろのライン サービスライン コート半分の真ん中より少し後ろに、ベースラインと平行に引かれたライン センターマーク センターラインの延長線上にあり、ベースラインの真ん中にある短いライン ダブルスサイドライン コートの縦にある一番外側のライン シングルスサイドライン コートの縦にある内側のライン

テニスコートの詳細は以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

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テニス用語一覧【ショット・打ち方編】

続いては、ショットや打ち方に関する用語を表で紹介します。

用語 意味 ストローク 自分側のコートでワンバウンドしたボールを打つこと フォアハンド 利き腕側にきたボールを打つこと バックハンド 利き腕の反対側にきたボールを打つこと ボレー 相手のショットをノーバウンドで返すこと サービス 試合の最初に打つショットのこと フラット ボールの回転を抑えて打つこと スピン ボールの進行方向に回転をかけること スライス ボールの進行方向と逆に回転をかけること スマッシュ 頭上で打てるボールを力強く打ち下ろすこと

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今回は、テニスに関するさまざまな用語を紹介しました。

初めは分からないことが多く戸惑ってしまうこともあるかもしれませんが、一つひとつ覚えていけばプレーはもちろん、観戦もより楽しめるようになるでしょう。

また、テニスをするうえで必要なウェアや用品をそろえることも重要です。

機能性とデザイン性に優れたものを選んで、モチベーションを高めてみてはいかがでしょうか。

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