ドイツ相手に番狂わせを起こした日本の選手たち【写真:ロイター】

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カタールW杯、日本がドイツに逆転勝ち

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で、日本代表は23日のグループリーグ初戦でドイツに2-1の逆転勝ち。大金星で世界のサッカーファンを驚かせた。この試合を現地で目撃し、涙した中国のインフルエンサーが話題に。「似たような体格なのに、なぜ彼ら(日本)は勝てて私たちは勝てないのか?」などと話したと香港メディアが本人の画像付きで報じている。

 香港の英字新聞「サウスチャイナ・モーニングポスト」は「ウェイボーのインフルエンサーが日本の大金星の後に『なぜ私たちは勝てないのか?』と泣いたことを中国のファンが支持」との見出しで記事を掲載。中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」で20万人以上のフォロワーがいる「Goat」が、現地で日本戦を見て涙したことを伝えた。

 ドイツ戦、日本は1点を追う後半に堂安、浅野のゴールで逆転。途中交代で入った選手が躍動し、大事な初戦で大きな勝ち点3を掴んだ。「Goat」は現地スタンドで撮影した動画内で涙し、「これ(日本)は私たちの隣国だぞ。似たような体格なのに、なぜ彼らは勝てて私たちは勝てないのか?」と話したという。

 中国は2002年日韓大会を最後に、W杯本戦に出場できていない。記事では「微博ユーザーの中にはすぐにそのインフルエンサーが泣いたことを馬鹿にする者もいたが、他の人たちは支持を示した」と、“悔し泣き”に対する中国ファンの声を紹介した。

「どうしてこの男に同意できないだろうか。もしあの場にいたら、あの雰囲気を体験したら、同じ気持ちになるだろう」
「理想と現実の差が大きすぎる時は、なぜ差がこんなに大きいのかと尋ねずにはいられない」
「さらに恥ずかしいのは、14億人から14人を選び抜くこともできないことだ」

 こうした意見のほか、「なぜ泣いてるんだ? できることに目を向けよう。全ての国に長所がある。五輪であれだけ多くの金メダルを持っているんだ。サッカーで負けたからって痛くない」と、他競技で優秀な成績を残している事を誇る声もあったとのこと。一方で「次のW杯には中国も参加して、アジアの光になってほしい」と希望するファンの声もあったという。

(THE ANSWER編集部)