【マイルCS】吉田隼「最後まで踏ん張ってくれた」レース後ジョッキーコメント
20日、阪神競馬場で行われたG1・マイルチャンピオンシップは、ダミアン・レーン騎乗のセリフォスが直線一気のごぼう抜きを見せて、G1初制覇を飾った。白毛馬のヒロイン・ソダシは追い比べの中から抜け出しを図るも3着まで。
マイルチャンピオンシップ、レース後ジョッキーコメント
1着 セリフォス
D.レーン騎手
「馬は最高の脚を見せてくれたし、非常に嬉しくて素晴らしかったです。VTRも見ていて2歳3歳の時から安定感のあるタイプ。前走休み明けで勝ったし、良くなれば非常に良い競馬が出来るんじゃないかなと自信を持ちました。スタートしてそこそこハイペースでした。そこからちょっと落ち着いたところで若干折り合いに時間がかかったんですけれども、レース後半では良く折り合いました。直線入って外に出したところで手応えが非常に良かったので自信がありました。いつも応援してくれていて嬉しいです。これからもダミアン・レーンとセリフォスも応援してください」
2着 ダノンザキッド
北村友一騎手
「調教に乗って不安はなく、自信を持って臨みました。狭いところから割って伸びてくれました。勝てる手応えでしたが、結果は2着。そこだけが残念です」
3着 ソダシ
吉田隼人騎手
「状態はとても良かったです。前に行く馬がイメージとは違いましたが、リズム良く運べました。マイルなら力を出し切ってくれますし、最後まで踏ん張ってくれました」
4着 ソウルラッシュ
松山弘平騎手
「中団から運んで、良い脚を使ってくれました。馬の後ろで我慢させたかったのですが、出来なかったです。それでも良く頑張ってくれたと思います」
5着 シュネルマイスター
C.ルメール騎手
「柔らかい馬場で反応がなく、直線では加速しなかったです。ジリジリとしか伸びませんでした」
11着 ダノンスコーピオン
川田将雅騎手
「ここへ来て改めて体が成長しようとしていて、バランスが変わってきていました。もう一度成長してからですね」
14着 サリオス
R.ムーア騎手
「合図を出しても(反応が)返ってこなかったです。馬場が柔らか過ぎたのかもしれません…。残念です」
レース結果、詳細は下記のとおり。
11月20日、阪神11Rで行われた第39回マイルチャンピオンシップ(3歳上オープン・G1・芝1600m・1着賞金=1億8000万円)は、D.レーン騎乗の6番人気、セリフォス(牡3・栗東・中内田充正)が勝利し、G1初制覇を飾った。勝ちタイムは1分32秒5(良)。
2着に8番人気のダノンザキッド(牡4・栗東・安田隆行)、3着に2番人気のソダシ(牝4・栗東・須貝尚介)が入った。
目の覚める末脚炸裂ダミアン・レーン騎乗のセリフォスが豪快な差し切りを決めた。道中は後方馬群の中でじっと末脚を温存。勝負どころでは厳しいところにやや入り、直線入り口ではまさかの最後方へ。大外に持ち出されてそこから素晴らしい差し脚を繰り出し、先行各馬をまとめて交わし去った。
マイルチャンピオンシップを勝ったセリフォスは、父ダイワメジャー、母シーフロント、母の父Le Havreという血統。北海道安平町・追分ファームの生産馬で、馬主は(株)G1レーシング。通算成績は8戦5勝。重賞は2021年新潟2歳ステークス(G3)、デイリー杯2歳ステークス(G2)、22年富士ステークス(G2)に次いで4勝目。鞍上のD.レーン騎手、管理する中内田充正調教師は同レース初勝利。
【全着順】
1着 セリフォス D.レーン
2着 ダノンザキッド 北村友一
3着 ソダシ 吉田隼人
4着 ソウルラッシュ 松山弘平
5着 シュネルマイスター C.ルメール
6着 ジャスティンカフェ 福永祐一
7着 エアロロノア 武豊
8着 ロータスランド 岩田望来
9着 ピースオブエイト C.デムーロ
10着 マテンロウオリオン 横山典弘
11着 ダノンスコーピオン 川田将雅
12着 ウインカーネリアン 三浦皇成
13着 ファルコニア 池添謙一
14着 サリオス R.ムーア
15着 ホウオウアマゾン 坂井瑠星
16着 ハッピーアワー 川又賢治
17着 ベステンダンク 藤岡佑介