イーロン・マスク氏によるTwitter買収完了後に、6秒動画サービス「Vine」復活アンケートが実施されたり、認証済みバッジの有料化計画が報じられたりと大きな変革が進んでいます。新たに、マスク氏が自身のTwitterアカウントで「認証済みバッジはでたらめだ」と述べ、認証済みバッジの有料化を示唆しました。加えて既存の有料サービス「Twitter Blue」の価格改定や機能拡充の展望も語っています。





「本物」「著名」「アクティブ」という3つの条件がそろったTwitterアカウントは、Twitterに申請することで青色の認証済みバッジを獲得できます。この認証済みバッジについて「Twitter社内で認証済みバッジの有料化が検討されている」という情報がマスク氏による買収直後から報じられていました。

Twitterは公式マークを維持するために月額3000円を求めることを検討中だと報じられる - GIGAZINE



そして、2022年11月2日にはマスク氏が「青いチェックマーク(認証済みバッジ)が付いているか否かによるTwitterの『領主と農民構造』はでたらめです。人々に力を!月額8ドル(約1200円)のBlue」とツイートし、Twitter Blueの月額料金を現行の月額4.99ドル(約740円)から8ドル(約1200円)に値上げし、会員向けに認証済みバッジを配布することを示唆しました。





続けて、マスク氏は「(Twitter Blueの)価格は購買力平価に応じて国別に調整されます」と発言。さらに、Twitter Blueに「返信やメンション、検索に優先順位を設定する機能」「長いムービーや音声を投稿する機能」「広告を半分にする」といった機能を追加する意向も示しています。





上記のようにマスク氏は認証済みバッジの有料化を強く検討しています。しかし、偽アカウントに悩まされて認証済みバッジを取得した経験を持つジャーナリストのジェームズ・ボール氏は「認証済みバッジが有料化されれば、政府機関や銀行、著名人になりすました偽アカウントによる詐欺やフェイクニュースの拡散が容易になってしまいます」と述べ、認証済みバッジ有料化の危険性を主張しています。

なお、Twitter Blueには「300以上のアメリカのニュースメデイアの記事を、広告なしで閲覧できる」というサービスも含まれていたのですが、この「広告なしニュースサービス」が2022年11月1日に突然終了したことも報じられています。