ジローナ戦の判定に怒りを露わにしたアンチェロッティ。(C)Getty Images

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 レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、判定に対して怒りを露にした。

 マドリーは10月30日、ラ・リーガ第12節でジローナとホームで1-1と引き分けた。連勝が4で止まったマドリーは、前日の試合で勝利していた2位バルセロナに1ポイント差と迫られている。

 後半半ば、ヴィニシウス・ジュニオールのゴールでようやく均衡を破ったマドリーだが、その10分後に同点とされる。ジローナのFKの場面で、マルコ・アセンシオのハンドがあったとしてPKを献上。これをクリスティアン・ストゥアニに決められた。

 さらに、終盤にはゴール前の混戦からロドリゴが押し込んで勝ち越したかに思われたが、相手GKへのファウルと判定され、ゴールが認められず。アディショナルタイムにトニ・クロースが2枚目のカードで退場となったマドリーは、今季2度目のポイント逸失となっている。
 
 アンチェロッティは特にPKの判定に納得がいかないようだ。米スポーツチャンネル『ESPN』によると、指揮官は試合後に「こういうことは話したくないが、今日は言わせてもらう。PKはかなり明確な状況だった」と話している。

「アセンシオは手でボールに触れていない。彼と話した。胸だったと言っている。左手はおかしな位置にあったし、ボールが手に当たっていたら、疑わしかっただろう。だが、そうじゃなかった。でっち上げられた。得点取り消しのほうは、より議論できる場面だ。相手はボールを完全にコントロールしていなかった。意見はいろいろあるだろう。私が驚いたのは、PKの判定だ」

 また、守護神ティボー・クルトワも「マルコはまず胸に当たり、それから手だったと言っている」と不満をうかがわせた。

「ああいう跳ね返りの後はハンドの反則なかったはずだと思う。チャンピオンズリーグ(CL)だったらPKじゃないんじゃないか。今日はそれがPKとなった。おかしいよ。ハンドだったり、そうじゃなかったり。分からないよ。でも、僕たちは自分たちの出来も考えなければいけないけどね」

 マドリーはCLのグループステージ最終節セルティック戦を挟み、11月7日の次節でラージョ・バジェカーノと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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