旅行ジャーナリストの小野アムスデン道子さんが、世界中・日本中を巡って出合った「名店の味」のなかから、家でも簡単に再現できるレシピをご紹介します。

柚子とハラペーニョのコラボがハワイらしい!絶品カルパッチョのレシピ

今回は、ワイキキのレトロハワイなブティックホテル「星野リゾート サーフジャック ハワイ」のレストラン「マヒナ&サンズ」で、酸味と辛味が絶妙なハワイ風の「アウ(クロカジキ)のカルパッチョ(A’U CRUDO)」のつくり方を教えてもらいました。

ホテルで月に1回開かれるナイトマーケットと、毎晩プールサイドで開催されるライブ・ミュージックも併せてご紹介します。

このホテルのアイコンでもあるプールは、夜にはブルーにライトアップされてとてもいい雰囲気。さわやかな夜風が吹いて気持ちよく過ごせます。ローカルミュージシャンによるライブ・ミュージックは、毎日18時半から始まります。

 

●手づくりスイーツや雑貨、アートが楽しめるナイトマーケット

毎月第3木曜の18時から21時に開催されるナイトマーケット。

優しいフレーバーと甘さの手づくりキャラメル「スイートブラウンハワイキャラメル」のブースに立つのは、店主のミラー・ルイコさん。

6種類のキャラメルは、香料や着色料を使わず、ハワイのシーソルトやパイナップル、100%コナコーヒーなど材料にもこだわり抜いて、ご主人のスティーブさんとご夫婦で丁寧につくっています。パッケージもかわいい!

そのほかにも、手づくり雑貨やアート、ローカルクリエイターとの出会いを楽しむことができます。

すてきな商品に出合えそう。

ビールにもぴったり!「アウのカルパッチョ」

日も暮れてきてライブが始まった頃、レストラン「マヒナ&サンズ」でローカルビールにぴったりの一品、「アウのカルパッチョ」をいただきました。柚子の香りと酸味、ハラペーニョのピリ辛がたまりません。

オアフ島出身のシェフ、エリック・リオンさんにつくり方を教えてもらいました。

こちらではクロカジキ(ブルーマリン)を使っていますが、手に入りにくい場合は、カンパチや白身魚のお刺身でもおいしくつくることができますよ。

 

●アウのカルパッチョ

【材料(つくりやすい分量)】

クロカジキ 約85〜100g

<カルパッチョのソース>

柚子汁 大さじ2
オリーブオイル 大さじ2
燻製しょうゆ 小さじ2

<飾り・つけ合わせ>

ハラペーニョ 大さじ1
ククイナッツの実 小さじ1
リム(海藻) 7g
長ネギ 1/4本(細切り)
レモンの皮 お好みで
ハワイアンソルト ひとつまみ

【つくり方】

(1) クロカジキを適度な厚さにスライスする。

(2) ソースをつくる。柚子、オリーブオイル、燻製しょうゆをボウルに入れ、よく混ぜ合わせる。

(3) お皿にスライスしたクロカジキを盛りつけて、(2)でつくったソースをかける。

(4) (3)に、みじん切りしたハラペーニョやククイナッツの実、ほかのつけ合わせ材料を盛りつけて完成。

 

ハラペーニョは、生のみじん切りがいちばん食感や味を楽しむことができますが、なければ唐辛子でも代用可。ククイナッツの実は炒りゴマ、リムはよく刺身に飾られている赤い海藻のトサカノリ、ハワイアンソルトは粗塩と、これらも代用可能です。

 

ハワイを訪れた際は、ぜひ本格的な味を「マヒナ&サンズ」で味わってみてください。

・星野リゾート サーフジャック ハワイ https://surfjack.jp/