福岡でキッチンスタジオをきり盛りしながら、ひとり暮らしをしている村上祥子さん。年齢を重ねても全国を飛び回れるほど元気なのは、バランスのいい食事のおかげです。食生活について詳しく聞きました。

簡単に食事を準備できる、4つのルーティン

年齢を重ねるほど、毎食の準備はおっくうになるもの。そこで、村上祥子さんが実践する、最小限の手間でかなえる食事づくりのルーティンをうかがいました。

【写真】副菜代わりになる、常備菜の数々

 

●1.買い物は週1回のまとめ買いに

体力を温存するために、買い物は週1回のまとめ買いに。

「野菜やタンパク質となる肉、魚、卵などバランスよく購入します。その分重くなるので、宅配スーパーを利用しても」

 

●2.1食ごとにタンパク質と野菜をまとめるとラク

タンパク質:野菜が1:2になるように心がけています。

「好きなタンパク質と野菜を組み合わせた1食分の素材をまとめて冷凍保存し、メイン料理に使うとラクです」

●3.すぐに食べられる常備菜を副菜に

ご飯、汁もの、タンパク質と野菜のメイン料理が基本の1食ですが、ものたりないときに便利なのが常備菜。

「酢キャベツや酢タマネギなどは、健康効果もあって箸休めにぴったり」

 

●4.不足しがちなカルシウムは手軽に朝食の紅茶で

タンパク質のほかに、高齢になるととりたいのがカルシウム。

「食事だけだとたりないので、大人のための栄養強化型粉ミルクをミルクティーに入れています。お砂糖もたっぷり」

 

ESSE11月号では、冷凍保存したタンパク質と野菜の活用方法も具体的に紹介しています。

また、10月13日には『村上祥子さんの一生元気でいられるバランスごはん』(扶桑社刊)も発売に。食材冷凍テクニックや常備菜レシピのほか、10分でつくれる1人分のバランス献立を1か月分掲載。ぜひチェックしてみてくださいね。