「青春18きっぷ」利用者は割引利用ができます。

実証運行は今年度末まで延長


長期運休となっている津軽線の蟹田〜三厩(乗りものニュース編集部撮影)。

 JR東日本は2022年9月28日(水)、青森県北端の外ヶ浜町、今別町で実証実験中のオンデマンドタクシー「わんタク」について、9月末の終了予定を変更し、来年3月末まで延長すると発表しました。

 これは地域輸送をはじめ、竜飛崎や北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅の観光用交通手段を強化するために運行されているもの。既存の外ヶ浜町営バス(三厩駅〜竜飛崎、蟹田駅〜大平駅)や今別町巡回バス(奥津軽いまべつ駅〜三厩駅)などに加え、交通路線網を補完しています。

「わんタク」は蟹田・大平・今別・三厩の各エリアでオンデマンドで運行されています(竜飛崎ふくむ)。配車時間は10時から16時までの30分間隔で、運賃は500円。なお、地域住民や「大人の休日倶楽部パス」「青春18きっぷ」利用者などは割引の300円で利用できます。支払いにはQRコード決済やクレジットカード、交通系ICカード(PiTaPa以外)が利用できます。また、2町住民は3000円で1か月間乗り放題の定期券が発行できます。

 利用には事前に予約が必要となります。Web予約は前日まで、電話予約は当日の乗車30分前まで。

 今回の運行期間延長は、8月に発生した大雨によりJR津軽線の蟹田〜三厩間が長期不通となっていることから、代行バスとともに輸送機能の支援を図り、需要を見定める目的があります。なお「わんタク」も振替輸送に参画し、有効な乗車券や定期券があれば提示により乗車することができます。

 なお、夜間1便が実証運行されていた「つがるん」は、予定通り9月末で運行終了します。