2022年に登場したiPhone 14、iPhone 14 Pro、Apple Watch Series 8、第2世代Apple Watch SE、Apple Watch Ultraには、自動車事故を検知して緊急通報サービスに自動で連絡する「衝突事故検出」機能が備わっています。この機能が実際に動作するのかを確かめるため、YouTubeチャンネルのTechRaxが実際の車両を使って実験を行いました。

Does the iPhone 14 Pro Crash Detection Actually Work? - Car Accident Experiment - YouTube

TechRaxのメンバーが持っているのはiPhone 14 Pro。



iPhoneをのせた車を別の車にぶつけてテストするようです。



iPhoneをのせる車の後部座席にはGoProを付け、車の中の映像を確認できるように。



さらに車には特殊な細工をしており……



手に持った機械で車を遠隔操作できるとのこと。



誰も乗っていないので、安全性はバッチリです。



まずは予行演習がスタート。勢いよく加速を始めた車はスピードを上げ……



別の車の側面にぶつかりました。



ぶつかった衝撃でウインカーにヒビが入っています。



遠隔操作の精度も問題なしということで本番に移行。今度は車を大量に用意し、よりぶつけやすくします。



そして、iPhone 14 Proを後部座席のヘッドレストに粘着テープで貼り付け、準備完了。



スピードを上げた車が……



廃車に直撃。



急いで駆け寄る撮影者。



しかし、iPhoneの画面はいつも通りです。



しばらくすると画面が切り替わり、「自動車事故に遭遇したようです」と表示されました。撮影者は、検出から表示までは「遅延が発生するようだ」と話します。



上記の表示は10秒で次の画面に切り替わり、緊急情報サービスへ通報するまでの10秒間のカウントダウンが始まりました。この間に使用者が操作しないと、iPhoneは自動で通報を行うというわけ。一連の動作はAppleが説明する機能の通りで、今回のテストでそれが正しく動作することが証明されました。



TechRaxがさらに速度を上げて2回目のテストを行ったところ、同じように衝突事故検出が機能していました。メンバーの一人は「車が全損するような事故でのみ機能すると考えていましたが、軽い衝突でも機能したのは印象的です」とコメントしました。