チェルシーFWハドソン・オドイ、レヴァークーゼン加入へ…買取OPなしのローン移籍で合意か

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 チェルシー所属のイングランド代表FWカラム・ハドソン・オドイが、レヴァークーゼンへのローン移籍で合意に至ったようだ。29日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 かねてから今夏の移籍が噂されていたハドソン・オドイ。同選手に対してはプレミアリーグクラブを含む欧州の20クラブ程からの関心が伝えられており、その去就には注目が集まっていた。同選手と代理人はすべてのオファーを吟味した上で、レヴァークーゼンが最適なクラブであると判断し、今夏の移籍を決断したようだ。

 移籍形態は2022−23シーズン限りのローン移籍となり、買い取りオプションや買い取り義務等は付与されない模様。レヴァークーゼン側は買い取りオプションを含めた契約を望んでいたものの、交渉の結果、チェルシー側が希望していた買い取りオプションなしでのローン移籍が成立することとなった。ハドソン・オドイは現地時間29日月曜日にドイツに向かい、メディカルチェックを受診する予定だという。

 現在21歳のハドソン・オドイはチェルシーの下部組織出身。2018年1月にトップチームデビューを飾り、ここまで公式戦126試合に出場し16ゴール22アシストを記録している。イングランド代表にも選出された経験があり、これまで3試合の出場歴がある。

 クラブ生え抜きの若手として大きな期待がかかっている同選手だが、豊富なタレントを擁するチェルシーでの序列は高くなく、思うような出場機会を得ることができていない。昨年夏はドルトムントへのレンタル移籍に近付いていたものの、移籍市場最終日に交渉が破談しチェルシーに残留。昨シーズンのプレミアリーグ出場は15試合にとどまり、今シーズンも開幕から4試合連続で出番なしに終わっている。