日常的に医療的ケアが必要な子どもやその家族の暮らしを支援する栃木県の施設が宇都宮市に設置され、25日に開所式が行われました。

宇都宮市徳次郎町に25日開所した県医療的ケア児等支援センター「くくるん」です。

病院が併設されている施設では、日常的に人工呼吸器の管理やたんの吸引などが必要な医療的ケア児やその家族からの相談に対応し、関係機関と連携しながらさまざまな支援を行います。

元々この場所でこうした支援活動を行ってきたNPO法人「うりずん」が県から委託を受け、医師と看護師、相談支援の専門員が運営にあたります。

センターの愛称「くくるん」は、一般公募で募った42件の中から決めました。応募者によりますと、赤ちゃんがおくるみに「くるん」と包まれて眠るように安心できる場所になってほしいという期待や、センターを通して関係機関が一つにつながり、「くくられる」という願いを込めたということです。